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判例クッキング | ||
〜世の中の身近な出来事を料理していきます〜 |
プロローグ 税理士の菅野です。 私が思いますところ、これからは「裁判」がドンドン増えてくると予想されます。何故か? 雪印の事件でも日ハムの事件でも大企業が起こした不祥事です。 では、何故大企業がこのような事件を起こしたのか?多分、資本主義の限界がやってきたように思います。 戦後、働き続けた日本人がたどり着いたのは、効率・利益重視であります。 しかし、残念ながら人間は元々単細胞のアメーバとDNAはあまり変わらないらしいのです。 ようはキャパ(容量)の問題でしょうが、 |
結果は、歴代3社長は、無罪。 (予見可能性は、行うべき結果回避義務の内容が定まる程度に具体的なものである必要がある・・・産経新聞平成25年9月28日土曜日 P29JR西歴代3社長 判決要旨の記事から抜粋) ここで、「キーワード」を辞書(広辞苑第六版岩波書店で引くと) 「予見」…事がまだ現れない先に、「推察」によってその事を知ること。 「推察」…事情や相手の心中をおしはかること、思いやること。推量。 「注意事項」…他人の生命・身体・財産などを損なわないよう注意を払う(必要な予防措置を講ずる)べき法律上の義務。 つまり、事故を予見できて、必要な予防措置(今回は、自動列車停止装置[ATS]を設置すること) 法の常識と一般 *常識が、違うような・・・ * 常識 …(common sense)普通、一般人が持ち、また持っているべき知識。専門的知識でない一般的知識とともに、理解力・判断力・思慮。分別などを含む。 |