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判例クッキング
〜世の中の身近な出来事を料理していきます〜

プロローグ
税理士の菅野です。

私が思いますところ、これからは「裁判」がドンドン増えてくると予想されます。何故か?
雪印の事件でも日ハムの事件でも大企業が起こした不祥事です。
では、何故大企業がこのような事件を起こしたのか?多分、資本主義の限界がやってきたように思います。
戦後、働き続けた日本人がたどり着いたのは、効率・利益重視であります。
しかし、残念ながら人間は元々単細胞のアメーバとDNAはあまり変わらないらしいのです。
ようはキャパ(容量)の問題でしょうが、
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予見可能性注意義務違反・・・JR福知山線脱線事故判決』 2014/03

結果は、歴代3社長は、無罪
(予見可能性は、行うべき結果回避義務の内容が定まる程度に具体的なものである必要がある・・・産経新聞平成25年9月28日土曜日 P29JR西歴代3社長 判決要旨の記事から抜粋)

ここで、「キーワード」を辞書(広辞苑第六版岩波書店で引くと)

予見」…事がまだ現れない先に、「推察」によってその事を知ること。
推察」…事情や相手の心中をおしはかること、思いやること。推量。
注意事項」…他人の生命・身体・財産などを損なわないよう注意を払う(必要な予防措置を講ずる)べき法律上の義務。

つまり、事故を予見できて、必要な予防措置(今回は、自動列車停止装置[ATS]を設置すること)

法の常識一般 *常識が、違うような・・・


* 常識 …(common sense)普通、一般人が持ち、また持っているべき知識。専門的知識でない一般的知識とともに、理解力・判断力・思慮。分別などを含む。



〜判例バックナンバー〜
第三十一回 『非配偶者間人工授精 (AID)?(T)』
第三十回 『裁量権について(T)』
第二十九回 『見解の相違とは・・・』
第二十八回 『外れ馬券は、経費になるか?』
第二十七回 『凶器について・・・自転車同士衝突』
第二十六回 『薬の販売とインターネット』
第二十五回 『裁判員制度のその後 -過失について-』
第二十四回 『逆転無罪−著作権法違反幇助って何?V』
第二十三回 『逆転無罪−著作権法違反幇助って何?U』
第二十二回 『逆転無罪−著作権法違反幇助って何?T』
第二十一回 『裁判員制度についてX』(PART4)
第二十回 『裁判員制度についてW』(PART4)
第十九回 『裁判員制度についてV』(PART3)
第十八回 『裁判員制度についてU』(PART2)
第十七回 『ロス事件について、裁判員制度についてT』(PART1)
第十六回 『著しく低い価額 W』(PART4)
第十五回 『著しく低い価額 V』(PART3)
第十四回 『著しく低い価額 U』(PART2)
第十三回 『著しく低い価額』(PART1)
第十二回 『電子申告・住基ネット問題について』
第十一回 『歯科技工は、製造業か?サービス業か?』(PART3)
第十回 『歯科技工は、製造業か?サービス業か?』(PART2)
第九回 『歯科技工は、製造業か?サービス業か?』(PART1)
第八回 『合法か違法か?』(ライブドア vs フジテレビ)
第七回 『一太郎』・『花子』が販売禁止に!
第六回 『一時所得』 と 『給与所得』〜Part 2〜
第五回 『給与所得』(塩)?『一時所得』(砂糖)?
第四回 『納税者と国税側との意識のズレ』
第三回 『税金裁判はなぜ起こる』
第二回 『常識について』
第一回 交通事故問題