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判例クッキング
〜世の中の身近な出来事を料理していきます〜

プロローグ
初めまして、税理士の菅野です。

私が思いますところ、これからは「裁判」がドンドン増えてくると予想されます。何故か?
雪印の事件でも日ハムの事件でも大企業が起こした不祥事です。
では、何故大企業がこのような事件を起こしたのか?多分、資本主義の限界がやってきたように思います。
戦後、働き続けた日本人がたどり着いたのは、効率・利益重視であります。
しかし、残念ながら人間は元々単細胞のアメーバとDNAはあまり変わらないらしいのです。
ようはキャパ(容量)の問題でしょうが、
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『常識について』
<判例クッキングの前夜祭>

カレー事件の判決が出ました
(カレー事件とは、保険金目的でカレーに毒物を混入した事件です)

判決は『死刑』。
  問題は、犯行を直接証明する証拠(直接証拠)が存在しないために、推認する方法で判決を下したことにあります。

  さて、ここで推認するということを少し考えて見ましょう。
人と人との関係は、まさにこの『推認』という言葉で表されているのではないでしょうか?
そして、その『推認』は、当事者同士の『常識』によって成立するものだと思います。

  次に『常識』ですが、バブル絶頂の頃と現在の日本経済の頃と『常識』は、同じでしょうか?
『デフレ』という言葉は、あくまでも理論上成立していたものでした。その『常識』では、起こらないはずだった『デフレ』が、実際に起こってしまったのです。
2003年以降もこの『デフレ』が常識となって、日本は、低下の一途をたどるであろうといわれています。

・・・ちょっと待ってください。 『常識外』に起こってしまった事象を誰が予想できるのですか?予想とは、過去のデーターにもとづいて予想されるのでしたら、過去のデーターがないのに予想できるはずがありません。
  つまり『視点変換』の時期が到来したと考えればどうでしょうか?
いわく、親も子も、大企業も中小企業もない、まったく新しい世紀が始まったと考えればいいと思います。

キーワードは『オリジナル』
過去に縛られない発想が、次の勝ち組。恐竜の時代の終焉です。
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〜判例バックナンバー〜
第一回 交通事故問題
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