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判例クッキング | ||
〜世の中の身近な出来事を料理していきます〜 |
プロローグ 初めまして、税理士の菅野です。 私が思いますところ、これからは「裁判」がドンドン増えてくると予想されます。何故か? 雪印の事件でも日ハムの事件でも大企業が起こした不祥事です。 では、何故大企業がこのような事件を起こしたのか?多分、資本主義の限界がやってきたように思います。 戦後、働き続けた日本人がたどり着いたのは、効率・利益重視であります。 しかし、残念ながら人間は元々単細胞のアメーバとDNAはあまり変わらないらしいのです。 ようはキャパ(容量)の問題でしょうが、 |
裁判所(大阪地裁、ちなみに *1京都地裁では、有罪だった)は、 *2「不特定多数の使用者の中に違法行為をする者がいると認識していただけではにはあたらない」 と述べた(サンケイ新聞10月8日号の夕刊より抜粋) ファイル共有ソフト「Winny(ウィニー)」を開発・公開してゲームソフトなどの違法コピーを助けたとして、 著作権法違反幇助の罪に問われた開発者に対しての裁判所の見解である。 *1:「現実の利用状況やそれに対する認識、提供する際の主観的態様」という基準で有罪を認定 *2:判決理由は、ウィニーを「価値中立的なソフト」で、著作権侵害にも持ちいられる可能性を示し、 幇助罪の成立基準を示した後に幇助罪にあたらない理由を述べた |