東大阪の防災士 ”一人でも多くの人を助けたい”
こんにちは。e-yan通信部です。
今日はクリスマス。みなさんはいかがお過ごしですか?
寒さ対策は万全に、風を引かないようにくれぐれも気を付けましょう!
今回私たちは東大阪で防災専門店として質の高い防災グッズを販売しているRCCjapan株式会社さんに取材に行ってきました。
まもなく5年・・・
2011年3月11日
日本に甚大な被害をもたらした東日本大震災から、まもなく5年が経とうとしています。
あなたはあの時何を思い、何を感じましたか?
多くの人がこの震災で心を動かされたことでしょう。
RCCjapanの相島さんも、その中のひとりだったのです。
早速、最高経営責任者であり、防災士でもある相島昭彦さんにお話を聞かせていただきました。
相島さんがネットショップで防災グッズを扱うようになったのは東日本大震災以降、
「今後、一人でも多くの人を救いたい」という想いからでした。
防災事業を始めた理由
相島さんは震災から1年後、実際に被災地の南三陸町を訪れ、「ここが日本か」と思わされる被災地の悲惨な現状を目の当たりにし、次の地震に備えて何かしなければならない、という想いにかられたそうです。
そこではじめられたのが防災グッズのネット販売をはじめとする防災事業でした。防災グッズの販売だけでなく、防災士という資格を取得し、その資格をもとにこれらの防災用品の販売や学校へ講師として足を運び、日頃から防災用品を備えておくことの大切さを教えられています。
突然ですが、皆さんご自身で何か防災のために取り組んでいることはありますか?
もしかすると、なにもしていないという方が多いかもしれません。
災害発生時、やむを得ない状況になった場合には避難所へと向かわれる方が多いのではないでしょうか。
災害時において、避難所では防災用品が重宝されます。
では、RCCjapanさんの推奨されている防災用品をいくつかご紹介したいと思います。
いまどきの防災グッズ
まずは、生きていくのに欠かせない、水と食料。
みなさん、非常食と言われて何を思い浮かべますか?
硬くてぱさぱさの・・・・
「カンパン」
思い浮かべますよね。
しかし実は今、非常食がとてもおいしいんです!
これは、非常食のパンです。私たちも実際に食べさせていただきました!
朝食やお菓子で食べたくなるようなおいしいパンで、思わずパクパク食べてしまいました。
味のバリエーションも豊富で、オレンジ、ぶどう、チョコレート味など、さまざまな種類があります。
非常食と言うとカンパンをイメージされる方が多いかもしれませんが、実際に水が不足する被災地ではカンパンは口の中がぱさぱさになって食べられなかったそうですが、こちらのパンはその心配はありません。
さらに、
「これ飲み~」
と出していただいたのが7年間保管できる保存水。
飲んでみると、普通のミネラルウォーターとなんら変わりない味。
他にも、カレーやハンバーグ、ピラフなど、本当においしそうで目移りしそうなほどたくさんの種類の非常食があるのです。
それらを温めるための過熱材だってあります。
さて、食料の次は防寒具です。
人間は体温が低下するとたちまち体力を消耗してしまいますから、防寒具は特に冬場、必ず備蓄しておく必要があるのです。
ではこちらをご覧ください。
ただのアルミじゃないかって?そのとおり、アルミです。極薄アルミです。
これはアルミブランケットと呼ばれる、きちんとした防災用品です。
みなさんご存知でしょうか。こんなに薄いアルミでも、体にかけてみると、自分の熱が反射されとてもぽかぽかと温かくなるのです。これなら小さく折りたためますし、簡単に持ち運びができますよね。ちなみに、膨らまして使える、ビニールのエアーマットもあります。
体育館などの避難所の固い床の上では大活躍しそうです。
さらにはこんなものも。これがなんだかわかりますか?
これはなんと折りたためるヘルメットです。
広げるとこのような感じになります。
ヘルメットは普通、大きくて邪魔になるので準備していない人が多いかもしれません。
ですが、これはコンパクトに収納できるうえに強度も普通のヘルメットと同じくらいとのことです。
次々と繰り出されるすごい防災グッズにただただ驚くばかりの私たち。
今回紹介しましたのはほんの一部で、まだまだすごい防災グッズをたくさん見せていただきました。(もっと詳しくご覧になられた方は防災セット専門店リアルチュチュ楽天市場店{http://www.rakuten.ne.jp/gold/realchuchu}さんまでお問い合わせください。
備蓄の際の極意
家庭での備蓄の際には、枕元に1つと玄関に1つ、リビングに1つと、防災用品を分けて備蓄しておくことで、実際に災害が起きたときに家の中が散乱してもどこかにおいた防災用品は見つけられるかもしれません。これは防災用品の備蓄の際のポイントで、分散備蓄といいます。非常に有効な備蓄方法なので、ぜひ実践してみてください。
非日常から日常へ
もし災害が起きたら、生活は非日常状態になる。
そんな時、普段と変わらない食事ができたなら・・・
温かい布団で眠ることができたなら・・・
不安は大きく軽減されるでしょう。
このように、非日常を日常に戻す工夫が必要だと相島さんから教わりました。
南海トラフ大地震
皆さんは南海トラフ大地震が30年以内に起こる確率がどれくらいか知っていますか?
答えは70%です。50年以内では90%です。
それに対し阪神淡路大震災、東日本大震災が30年以内に起こる確率はそれぞれ0.02~8%、10~20%だったそうです。
これを考えると70%ってとてつもない確率ですね。
いつ地震が来てもおかしくない状況です。
南海トラフ大地震では32万人以上、場合によっては100万人以上の人が亡くなると予測されているそうです。
いざという時、あなたは自分の身を守れますか?自分の身すら守れなければ、大切な人を助けることさえできません。
一家にたった1セットでも、あるのとないのでは、大きく違います。
なにも備えをしていないという方は、この記事を読んでくださり、本当にラッキーです。
これを機に、防災について今一度、考えてみてください。
そしてもしもに備え、日常を守りましょう。
最後に、今回取材させていただいたRCCjapan株式会社の相島さん、貴重なお話を、
本当にありがとうございました!
取材を終えて・・・
(塚本)
今までの生活の中で、防災用品を実際に目にすることはあまりありませんでしたが、
今回たくさんの防災用品を見せていただいき、触れさせていただく中で
防災がより身近で、愛着のあるものになっているということを実感しました。
この取材を機に、災害にきちんと向かい合い備えて行こうおと思います。
(横山)
取材を通じて日頃から万が一の事態に備えているかいないかによって、
その時の展開が大きく変わってくるということを実感しました。
お話しいただいた内容をより多くの人に伝え、もしもの時に備えることの
大切さを周りの人に広めていきたいです。
(和田)
より多くのお人にもしもに備えてもらうための工夫を聞いて相島さんの
優しさや思いの強さを感じました。取材を通じて改めて、防災グッズの
必要性がわかったので、これから少しづつ備えていきたいです。
また今回の取材で知ったことを、いただいた非常食を渡すなりして
周りの人にも伝えていこうと思います。
(佐藤)
今回の取材で防災について改めて考えさせられました。
また、今回学んだことを1人でも多くの周りの人々に伝えることで、
災害が起きた時守れる命は確実に増えると思います。
「正しく恐れて、正しく備える」を今日から実践していきたいと思います。
私たちに防災について考え直すきっかけをくださった相島さんに感謝です。
ありがとうございました!
取材先
社名:RCCjapan株式会社
CEO:相島昭彦 様
所在地:大阪府東大阪市下六万寺町3-6-43-105
TEL:072-980-7370
FAX:072-980-7371
公式HP:http://rccjapan.com/
楽天:http://www.rakuten.ne.jp/gold/realchuchu
YAHOO:http://shopping.geocities.jp/realchuchu
取材班
近畿大学総合社会学部 3年 塚本心
近畿大学総合社会学部 2年 横山貴一
近畿大学総合社会学部 2年 和田卓也
近畿大学総合社会学部 3年 佐藤綾香
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