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ヒューマンビートボックスチャンピオン!~大学をやめて一本勝負~

みなさんこんにちは、e-yan通信部です。

 

突然ですが、みなさんはヒューマンビートボックスをご存知でしょうか。

ヒューマンビートボックスというのは、人間の口から出る音だけで「音楽」をつくる表現方法の1つです。

口から出せる音の種類は100~200個ほどで、それらを組み合わせてパフォーマンスします。

ボイスパーカッションとよく似ているのですが、ルーツが異なり、ヒューマンビートボックスは文化の一つで、ヒップホップからきた技の一つとしてとらえています。(諸説あり)

今回私たちはヒューマンビートボックスをされている兵庫県出身の「Rhythmination(リズミネーション)」yutoさん、りきさんのお二人に取材してきました。

左がyutoさん、右がりきさんです。

お二人は、Japan Beatbox Championship 2017 tag部門にて優勝、Japan Beatbox Championship 2018 tag部門にて準優勝という功績を残されています。

つまり、日本チャンピオンを経験されている、ということです。

2018年12月に東大阪市で開催されたクリスマス会でパフォーマンスをされたことから、今後東大阪での活躍も期待されています。

こちらがそのクリスマス会の時の動画です、ぜひご覧ください。

 

一つ目の動画が
「発達障がい児・者 親の会スイミーでのクリスマス会でのパフォーマンス」

二つ目の動画が
「yutoさんが東大阪市の児童発達支援・放課後等デイサービス事業『株式会社Prism』で披露したクリスマス会でのパフォーマンス」です。

 

お二人はもともと大学生でしたが、今はヒューマンビートボックス一本に集中するため、大学を辞めたそうです。

退学をし、人生をかけたパフォーマンスについて、Rhythminationについて、これからの抱負についてなど、取材してきました。

 

ヒューマンビートボックスとの出会い

e-yan通信部(以下e):
「お二人がヒューマンビートボックスと出会ったきっかけを教えてください。」

yutoさん(以下y):
「高校生の時にたまたま見ていたYouTubeでヒューマンビートボックスに出会いました。小学生から高校生まで吹奏楽部に入っていたので、音楽自体に興味はありました。」

りきさん(以下り):
「あるテレビ番組を見ていた時に、ゲストとしてパイオニア的存在のAFRAさんという方が出演していたのですが、その時にヒューマンビートボックスの存在を知りました。同時に人から音楽が出せるということに面白さを感じました。」

e:
「お互い違うルートでヒューマンビートボックスを知ったのですね。お二人はどこで出会い、一緒に活動していくことになったのですか。」

y:
「ヒューマンビートボックスの小さなコミュニティーが関西で形成されていました。そこでお互いの存在を認識していました。2017年にRhythminationとしてtagを組みました。」

 

パフォーマンスについて

e:
「次に、実際お二人でタッグを組まれてからのことをおうかがいします。ヒューマンビートボックスを披露する上で最も大切にしていること、意識をしていることを教えていただけますか。」

y:
「玄人向けを万人受けにすることです。ヒューマンビートボックスはどちらかというと専門的なイメージが強いですが、どれだけこれを知らない方に楽しんでもらえるようにパフォーマンスできるか、これにかかっていると思います。」

e:
「確かにヒューマンビートボックスという言葉だけ聞くと難しいように聞こえますよね。」

y:
「普段から、聞いている人に難しい技であると感じさせずに、楽しさを共有してもらうことを大切にしています。ヒューマンビートボックスって聞くと怖そうっていうイメージがあるみたいだから、家族連れでも見に来れるようなイメージに変わってほしいです。」

り:
「僕は 俺すげえ と思うことが最も大切だと思いますね。パフォーマンスする自分のことを信じる、かっこいいと思う、そうでなければ誰も僕たちを見てくれないですからね。」

e:
「なるほど、考えが深いですね。ではお互いの『ここは自分には真似をすることができない、魅力的だな』つまり『 すげえ 』と思う部分があれば教えていただきたいです。」

y:
「りきさんは発想力がすごいですね。リズムの作り方がしっかりとしています。」

り:
「yutoくんはシュッとしたかっこよさがあるかな。パフォーマンスの中でyutoくんが歌を歌っているのですが、歌には感情が必要で。素直にかっこよさを魅せています。ただし自分自身は『俺すげえ』と思ってもらえるようにパフォーマンスしているので、このかっこよさは真似できませんし、魅せようともしませんね。」

e:
「お互いが持っていない魅力があるからこそ『Rhythmination』として多彩な表現ができるのですね。

大学をやめ、ヒューマンビートボックス一本で勝負

e:
「お二人は大学を退学してヒューマンビートボックス一本で勝負しているとおうかがいしました。この決断に至ったきっかけや、その際にお二人のまわりの方の反応をお聞かせください。」

y:
「はい。退学のきっかけはJapan Beatbox Championship 2017 tag部門で優勝したことです。もともとヒューマンビートボックスの大会で賞を取り、世間から認められたら大学を辞めてヒューマンビートボックス一本に集中しようと決めていました。両親にはこのことを伝えていましたが、幼少期からやりたいことをやらしてくれていたため、特に反対はありませんでした。賞をいただいた大学2年生で退学しました。」

り:
「勉強することは好きだったのですが、大学で学ぶ学問が好きではなく、このまま通い続ける意味を見出せませんでした。このようなことを思っていたため、退学をすることに抵抗は感じませんでした。僕はたまたまヒューマンビートボックスが一番よくできたので、これで人生かけても良いかなと思いました。もしかしたら絵画でご飯を食べていくことを目指していたかもしれません。」

e:
「そうなのですね。りきさんのご両親は、yutoさんのご両親のように背中を押してくれたのですか。」

り:
「それがまたyutoくんとは違い、僕の両親はヒューマンビートボックス一本に絞ることに大反対でしたね。『今までの人生にかけてきたお金をすべてドブに捨てた』と言われました。しかし僕自身、感情がバグっているのでこの言葉に対して何も思いませんでした。今でも両親とは会話をしているため、縁を切ったり関係をこじらせたりはしていません。」

e:

「お互い環境が違うものの、ヒューマンビートボックスに人生をかけようと決めた強い気持ちがあったことに、尊敬をします。私たちには到底できないことです。」

 

ヒューマンビートボックスで得たこと

e:
「人生をかけて披露しているヒューマンビートボックスから得られるものは何ですか。」

y:
「ものごとを追求する姿が身につきました。パフォーマンスの中で気を抜きすぎてしまうと音が汚く聞こえてしまうため、音一つひとつを大切にする繊細さをひきだす力が育ちます。あとは創作物を見る力も育ちましたね。」

り:
「僕は新しいものを考え出し、それをすぐに形にする力がつきました。過去にお笑いを見てきましたが、ある芸人さんがステージで40秒何もボケもツッコミもいれなかったネタがありました。40秒何も言わないことはかなりその芸に自信がないとできないことですよね、このような時間の使い方があるのかと勉強になりました。また優勝後は、大会がある、勝つために練習をしようという視点を持つようになりましたね。」

 

学生へメッセージ

e:
「最後に学生に向けてメッセージをいただきたいです。」

y:

「僕は大学を辞めたときに迷いはありませんでした。今は何でもできる時代です。さらにネット社会であるため、自分自身の思いや考えを発信することができます。一緒に頑張っていきましょう。」

り:
「大学は良い組織です。教授は専門家のトップなので、たくさんのことを学ぶことができます。大学は勉強できる最後のチャンスです。たくさん勉強して学んで日本を築いていってください。」

e:
「本日はお時間をとっていただきありがとうございました。」

取材を終えて

Rhythminationのお二人にはヒューマンビートボックス一本でやっていくという堅い気持ちがあり、大変尊敬します。

私の場合大学を辞めて趣味や特技で人生勝負をするくらいの勇気は正直ありません。

しかし同世代の方がこのように考えていることから、私も「これをやりたい」と思ったことは徹底的に研究したり、追究したりと「こだわり」を大切にしようと思いました。

今回の取材を通じ、とても良い刺激を受けました。フィールドは違いますが、りきさん、yutoさんに負けないよう自分自身を磨いていけるように果敢に挑戦し、日々成長していきたいです。

棚橋麻衣

 

お二人とも、自分のやりたいこと、できることを考えて行動に移しているところがすごいなと思いました。

取材を通して、自分に自信を持って行動することの大切さを学ばせていただきました。

また、お二人の演奏を拝見させていただき、とても感動しました。

お二人が、これからますますご活躍されることを楽しみにしています。

坂本千晴

 

取材先

「Rhythmination(リズミネーション)」 yutoさん、りきさん

 

取材・文・写真

近畿大学 総合社会学部3年 棚橋麻衣
近畿大学 総合社会学部2年 坂本千晴

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