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≪*「仮面」の考察≫ 2011/11 |
ペルソナ(もと仮面の意)〔人・人格〕という言葉を聞いた事があると思います。 筆者は、この「仮面」という言葉に物凄くひかれ、幼少の頃より興味があった。 そして、この言葉を題材にした作品も数多く作られているので、列挙してみる。 「月光仮面」「仮面ライダー」「仮面の忍者 赤影」と言ったTV番組、「ガラスの仮面」このホームページにも掲載している漫画。「仮面の告白」(三島由紀夫)といった小説まである。 この仮面(私は「ウルトラマン」の顔や「マグマ大使」の顔も一種の仮面ではないかと思う)の効用は、正体を隠すことや表情を読み取れなくする → 本心を隠すといったメリットである。 しかし、反面 正体を隠すことは、子供の無邪気さに比べて大人の行動ともとれる。 社会に出るとその会社用の仮面を付けないと「素」のままの自分では、対応しきれない。 動物は、「仮面」を付ける事なく素顔(女性の化粧は、一種の仮面を被る行為になるのかもしれない)で、応対している。 「仮面」は、知性を持つことにも繋がっているのかもしれない。 「仮面劇」と言えば、「能」がある。あまりにも静かな動きと表情が読み取れない面のために「静」の世界を作り上げる。 このように見てくると、「仮面」(ペルソナ)は人間独自のものである事が理解できた。 *:比喩的に、正体や本心を隠すみせかけのもの 比喩・・・物事の説明に、これと類似したものを借りて表現すること みせかけ・・・うわべ・外見 みせかける・・・本物でないものを本物のように思わせる (広辞苑第六版 岩波書店) |