長屋で墨一色!子どもが描くアート教室

以前に取材した近大生による長瀬の長屋プロジェクト

今回はこの長屋で子ども向けの素敵なイベントが開催されましたので伺ってきました。

 

長屋で墨一色!子どもが描くアート教室

 

久しぶりに長屋にお邪魔したんですが、子どもたちの活気もあってどんどん素敵な空間になっているように感じました。

 

今回のイベントはと言いますと

夏休み子供絵画塾
夏休み子供絵画塾

 

夏休みの自由課題と掛け合わせて、お絵かき教室を開催されるんだなというぐらいで足を向けましたが想像を素敵な方向に裏切ってくれました。

 

お絵かきの風景
お絵かきの風景

 

墨汁一色!

大きな白い紙に筆で書きなぐる、とにかく書きなぐる!

本能のままに、子どもたちの持つ純粋なイマジネーションがそのまま表現されていました。

 

カラフルなお絵かきももちろん素敵ですが、黒一色にすることで想像力に大きな幅を持たせているようでした。

 

黒一色で大人も子どもも一緒に、時には二人三人で1枚の作品を作る。

中には絵だけでなく文字で表現をする子どもなど、本当に自由な空間でした。

 

さらにその作品を講師の鳥海先生が鮮やかな色で表現を変化させる。

 

カラフルになった作品
カラフルになった作品

 

私が以前、ある人から頂いた言葉「真っ白なキャンパスにはみ出るような絵を描きたい」。

まさにそれを実現しているイベントでした。

 

子どもたちにとって、とても貴重な体験だったのではないでしょうか。

 

何かと制限がかかってしまう今の世の中で、制限なく自由に表現をすることの大切さを感じました。

 

今回の子ども絵画塾の講師を務められた鳥海カツノリ先生に少しお話を伺いました。

 

鳥海カツノリ

鳥海カツノリ鳥海カツノリ 先生

1979年・茨城県出身。

幼少の頃より絵を描くことが好きだったことから、独学で様々な技法に挑戦しオリジナルな表現を探求し続ける。

傍ら、精神世界に傾注し、目には見えない宇宙の神秘について強い興味を持つ。

デジタルアーティストとして、それらの分野で学んだ哲学や体験からほとばしり出るインスピレーションを、アートとして表現している。

現在、アートムーブメントによって「社会を明るく元気に!」をテーマに、児童養護施設などへの慰問活動を継続し、社会起業家としての修養中である。

 

インタビュー

東大阪バーチャルシティ(以下 ひがばちゃ):
東大阪の子どもたちと触れ合ってみていかがでしたか?

 

鳥海カツノリ 先生(以下 鳥海先生):
大阪という土地柄もあると思いますが、なじむまでに時間はかかりませんでした。

みんな本当に良い子だと思いました。

いつもそうですが、小さいお子さんほど短い時間で直感的に描きますね。

年齢的に上へ行くほど考え、きれいに書こうという意識が出てくると思います。

 

ひがばちゃ:
こういった子どもたちとのふれあいや慰問活動に力を入れている理由として何があるのでしょうか

 

鳥海先生:
今日ご一緒させていただいている吉村会長とのご縁で、私自身は昨年の11月頃から取り組むようになりました。
常に一緒に活動することで自分のアートのみならず人生に大きく影響を頂いてます。

また子どもとのふれあいによって教わることが本当に多いですね。

自分自身の中にあったリミットを外せたように思います。

子どもたちの持つ純粋さに触れ合うことで無意識に反応が出ているんだと思います。

 

デジタルアーティストとしてご活躍の鳥海カツノリ先生
デジタルアーティストとしてご活躍の鳥海カツノリ先生

 

ひがばちゃ:
鳥海先生の作品は鮮やかな色遣いが特徴的だと思うのですが、大きく影響を受けたものはあるのでしょうか

 

鳥海先生:
アートに関しては、ピカソや岡本太郎氏に影響を受けました。

それと、子供の頃から好奇心の赴くままに、スピリチュアルなことを独学で学んできました。

岡本太郎氏は画家であり、民俗学の研究をされたことでも有名ですが、実は縄文土器に込められた縄文人の宇宙観との遭遇によって、氏自身が爆発されたのが後の”芸術は爆発だ”に繋がったそうですが、私自身も先住民や縄文時代にはとても関心があったことから、氏の芸術的爆発力にはとても勇気をもらいました。

私は吉村会長と共に「アートムーブメントによって社会を明るく元氣に!」ということをテーマに活動させていただいておりますが、「競争」から「共創」へと移り変わっていく、新しい豊かで平和な時代をみんなで楽しくアートしていきたいと思っています!

 

ひがばちゃ:
子どもを持つ親御さんにメッセージを頂けますか

 

鳥海先生:
子どもを子ども扱いしないでください。子ども達は世代ごとに確実に進化しています。

親子の関係性の中で、子ども達が携えてきた未来の情報や能力を信頼してほしいと思います。

子ども達の想像力と創造力こそが、人類にとって最高の資産だと思います。

 

 

お話をお聞きして

ご自身が子どもの頃から絵を描くことが好きで、感性をたくさんのものから影響を受け進化してきた鳥海先生。

いまそれを子どもたちに伝える活動を精力的にされています。

 

また昨年から一緒に活動されている吉村先生にも少しお話を伺いました。

 

吉村浩一

吉村浩一吉村浩一 氏

2003年度より早稲田大学オープンカレッジ在学中。

2000年より13年間、医療介護系人材会社の立ち上げに関わる。

現在は、(株)オリジンカンパニーにて、インキュベーションプロジェクトを提唱し、若手企業家、アーティスト、アスリートなどの育成に関わる傍ら、児童養護施設や身障者施設への慰問活動等を継続して行っている。

 

 

インタビュー

ひがばちゃ:
今回、東大阪でのイベント開催に至った経緯を教えていただけますでしょうか

 

吉村浩一 先生(以下 吉村先生):
実はFacebookを通じてこちらの活動を支援されている方と知り合ったことがきっかけなんです。

しかも実際にお会いするのは今日が初めてなんです。

Facebookのおかげでそんな感じはないですが(笑)

こんな素晴らしい活動をされているのならぜひご一緒しましょうということで実現しました。

 

ひがばちゃ:
こういった子どもたちとのふれあいの活動は他にもされているのでしょうか

 

吉村先生:
広島を皮切りに、東京、鹿児島など今回で第6回目の活動になります。

第5回目までの活動は、おもに児童養護施設の子供達との触れ合いを行なって参りました。

またこの活動に大企業さんも興味を示してくださり、さらなる広がりが実現するものと思います。

 

吉村浩一 氏

 

ひがばちゃ:
Facebookで拝見したのですが、「永遠の38歳」というフレーズについてお聞かせください

 

吉村先生:
そこですか(笑)

人生をトータルで考えた場合、経験の少ない20代、何となくおじさんぽく言われる40代、そういったことを考えると、

多少の社会経験を積んで、おじさんでもなく、身体がよく動く38歳くらいがちょうど良いかな?と考えたわけです。

「永遠の38歳」を標榜することで、気の持ち方など老け込まなくてすみます。

勿論、社会には、「50、60、鼻たれ小僧」と言わしめる人たちもいらっしゃいますが・・。

 

 

ひがばちゃ:
吉村先生からも子どもを持つ親御さんにメッセージを頂けますか

 

吉村先生:
子供達はみんな天才です。

決めつけないことが大事だと思います。

子供達の有り余る人間としての才能に気づかず、親や先生方の偏見で決めつけてしまうとトラブルが起きてしまう要因となったり、折角の子供達の才能も摘んでしまうのではないかと思います。

お勉強は得意ではないけれど、スポーツをやればメダリストの可能性を秘めていたり、お勉強もスポーツも得意ではないけれど、絵画や工作、音楽などには興味を示す子供達もいます。

また、特に何もできないけれど他人には優しい子供もいたりします。

社会ではこのような子供達も大いに必要になるのではないでしょうか。

実際にこの活動に関わった子供達の中には、発達障害の子供もいましたが、デジタルアートに興味を示し、誰よりも筆で力強く描いていました。

その子が、出来上がった作品を受け取ったときの、嬉しそうな顔がとても印象に残っています。

 

 

取材を終えて

お二人とも多くの子どもたちとのふれあいによってご自身の感覚に化学反応を感じておられます。

多くの人が色々な感覚と考えを持ち、それをより良い方向へ導こうとされています。

大切なことはポジティブに可能性を感じて、前へ進むことなのかと感じました。

 

今日参加した子どもたち、さらにはかかわった人たちが出逢えたこの長屋という場所は、近畿大学建築学部の学生たちが創りあげた空間です。

 

学生たちが想いを持って創った空間で、子どもと大人が出逢い素敵な反応を起こしました。

 

子ども・青年・大人の3世代が出逢いふれあう場所が東大阪の長瀬にあります。

地域の財産として、さらなる価値を高めてほしいです。

その一端を東大阪バーチャルシティでも担うことができれば幸せだなと感じました。

 

取材にご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

 

長屋で墨一色!子どもが描くアート教室

 

取材先:

長瀬近大通り長屋再生プロジェクト あきばこ家
近畿大学建築学部建築研究会建築研究会

場所:
大阪府東大阪市菱屋西1-19-4 東大阪長瀬郵便局 南側

 

 

 

写真・文 東大阪バーチャルシティ:安原武男

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