2012年2月の東大阪 NEWS
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27日:小学校の授業に「タグラグビー」 東大阪市
- 近鉄花園ラグビー場がある「ラグビーのまち」東大阪市で、市立小学校の体育の授業に「タグラグビー」が本格的に導入されている。
ラグビーを元に考案された年少者向けスポーツで、市の呼びかけに応じた10校で順次始まった。
元ラグビー選手らが各校で指導する。28日には、授業を始めた小学校が集まっての交流大会が開かれる。→ タグラグビーとは? (リンク先:ウィキペディア > タグラグビー)
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22日:東大阪市議会新議長に田口氏
- 東大阪市の臨時議会が21日開かれ、昨年12月議会を流会させたことなどへの責任を取るとして議長を辞任する考えを表明していた公明党の平田正造氏(61)の辞任が承認され、新しい議長に自民党議員団の田口義明氏(61)、副議長に自民党クラブの鳥居善太郎氏(57)がそれぞれ就任した。
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19日:足代1丁目の宝飾店で指輪など1000万円相当盗難
- 19日午後5時25分ごろ、大阪府東大阪市足代1丁目の黒田屋宝飾店で「ダイヤの指輪やネックレスを盗まれた」と、経営者の男性(64)から110番があった。
布施署によると、入り口付近のガラスケースから約50点(約1000万円相当)が盗まれており、同署が窃盗事件として調べている。
布施署によると、店は正午ごろから営業し、男性が1人で店番をしていた。
ケースの鍵は掛けていたが、発見時には開いており、同署は何者かが営業中に盗んだとみている。ケースのガラスや鍵に壊された跡はなかった。
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18日:少年院出院者を支援,東大阪でシンポ開催
- 少年院出院者の全国サポートネットワーク「セカンドチャンス!」のミニシンポジウムが18日、東大阪市の府立中央図書館で開催された。
「セカンドチャンス!」は、少年院出院者を支援するNPO法人。
少年院を出院したが仕事や交友関係などで悩みを持つ少年らを支えるのが目的で、全国の少年院での講話や出院生との交流会などを行っている。シンポジウムでは、大阪交流会代表を務める野田詠氏さんら7人が話し合い、「何回失敗しても立ち上がることはできる」と、逆境に悩む少年らを励ました。
野田さんは「少年院を出たが行き場所がない少年は、『セカンドチャンス!』を訪ねてほしい」と呼びかけた。
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18日:平田・東大阪市議会議長:辞任へ
- 東大阪市議会の平田正造議長は17日、昨年12月の定例本会議が流会となった責任を取り、20日の会派代表者会議で議長職の辞任を申し出ることを決めた。
21日にも臨時議会を開いて後任を決める見通し。流会のきっかけとなった採決ミスについて説明が不十分だとして市議の反発が強く、新年度予算を審議する3月の定例会も開けない状態という。
平田議長は「流会の原因は私のミス」と説明したが、辞任については「代表者会議で認められるまで説明できない」としている。12月定例会最終日の昨年12月21日、多数決の採決で平田議長が数え間違え、反対意見が多かったのに賛成多数として動議を可決。
紛糾して休会した本会議を議長が再開せずに自然流会となったため、市民生活に影響の出る補正予算案などは市長が専決処分した。
反発した市議らが議長が招集する代表者会議で責任を追及したが、同会議は1月11日以降は開かれないまま。また、1月末に配布予定だった12月定例会の内容を説明する「議会だより」も、議長による経緯説明の文章が埋まらず、出せない状態という。
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15日:大阪湾津波,従来予測の最大1.5倍と暫定値説明
- 近畿地方の港湾を対象にした国土交通省近畿地方整備局の「地震・津波対策検討会議」(座長・黒田勝彦神戸大名誉教授)の第3回会合が14日、神戸市中央区であった。
同整備局は、東海・東南海・南海地震で大阪湾では従来予測の最大約1.5倍の津波が押し寄せるとする暫定値を自治体や企業の委員に説明。
津波を食い止める防潮堤の強化などを盛り込んだ方針案を示した。次回会合を経て6月ごろ正式決定する。暫定値は、国の中央防災会議の結論が出るまでの間、地域や企業の防災対策に生かすため、震源域に日向灘などを加え独自にシミュレーションした。
兵庫県などは従来予測の2倍の推計を発表しているが、同整備局は「混乱を招く危険が高い」として、詳細な数値の公表は見送った。一方、大阪湾奥部の津波到達時間は2時間程度を予測。
最大で、既存の護岸の高さを数十センチ越える津波の襲来が予測される地域もあり、今後、波が防潮堤を越えた場合のシミュレーションも合わせて行うとした。
15日:ものづくりの伝統脈々と
出土鋳型基に銅鐸復元東大阪市弥生町の鬼虎川(きとらがわ)遺跡で約30年前に出土した弥生時代中期の銅鐸鋳型のかけらを参考に、同市内の鋳物業者が、銅鐸(高さ31cm、重さ3km)を復元した。
ものづくりのまち・東大阪市のルーツを感じてもらおうと市教委が企画した。
17日まで同市役所1階で展示している。
市教委によると、同遺跡では1981年に鋳型の破片が3個出土した。約2000年前のものとみられ、石製で、つなげると長さ約15cm、幅約7cm。銅鐸のすそ部にあたる。
同遺跡ではこのほか、銅剣や腕輪などの複数の鋳型も出土し、青銅器製造の拠点だった場所として知られる。
1996年に島根県の加茂岩倉遺跡で出土した「12号銅鐸」(国宝)が、鬼虎川遺跡の鋳型で製造される銅鐸と特徴が類似することも判明しており、弥生時代に河内で製造した銅鐸が出雲に運ばれたとされている。
銅鐸の復元は、文化財の復元作業を手がける同市内の鋳物製造会社「上田合金」が手がけた。
市教委の委託を受けて同社では「12号銅鐸」や、鬼虎川遺跡出土の銅鐸のかけらを参考に復元図を作成。
木型を製作した後、鋳物用の特殊な砂を木型に押しつけたうえで、炭酸ガスを吹き付けて鋳型を完成させた。
鋳型の中に、銅やスズを混ぜ合わせて高熱で溶かした合金を流し込んだ。12号銅鐸は厚さ3~4mmで、高度な技術が必要だったという。
上田富雄社長(76)は「穴が開く可能性もあった。古代の技術レベルは高い」と感心している。
市教委の芋本隆裕次長は「銅鐸は技術を大切にする東大阪の原点とも言える。まちの魅力をPRするために活用したい」と話している。15日:東大阪女児刺殺事件 市検証委員会初会合東大阪市で母親が小学6年の長女(12)を刺殺した事件で、同市は検証委員会を設置し、市役所で14日、初会合を開いた。
検証委では、関係機関が事前に母親のネグレクト(育児放棄)を把握していながらなぜ事件を防げなかったか、などについて調査する。
初会合には、同市の東福祉事務所家庭児童相談室や市教委、府東大阪子ども家庭センターなど関係機関の代表者ら約20人が出席。非公開で行われた。
市健康福祉部によると、検証委では、市が母親のネグレクトを把握した平成22年7月から今年1月の事件発生までの期間に、各機関がどのような情報をキャッチし、どう動いたかなどの事実関係を時系列に集約。
市は今後、この日の内容をもとに学識経験者らの外部委員を加えて数回の意見交換の場を設け、5月中には再発防止策も含めた報告書をまとめるとしている。
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14日:宝塚歌劇団月組新トップに東大阪出身の龍真咲さん
- 宝塚歌劇団は14日、月組の新トップスターに龍真咲さん、トップ娘役に愛希れいかさんが決まったと発表した。
また、トップ級のポジションとして新設した準トップスターに明日海りおさんが決まった。龍さんは大阪府東大阪市出身。2001年に初舞台を踏み、月組に配属された。
愛希さんは福井県坂井市出身で2009年に初舞台。明日海さんは静岡市出身で2003年に初舞台を踏んだ。
6月22日に宝塚大劇場で開幕するお披露目公演「ロミオとジュリエット」では、龍さんと明日海さんが主役のロミオ役とティボルト役を交代で演じる。
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8日:東大阪のモノづくり技術を秋葉原でPR
- 東大阪を代表する優れた技術や製品等を紹介する展示会「新製品・新技術大展示会」(東大阪商工会議所主催)が8日、東京秋葉原のアキバ・スクエア(秋葉原UDX2階)で開幕した。展示会には、
ねじ関連企業からも多数が出展している。
会期は明日9日まで。開催時間は10時~17時(8日),10時~15時(9日)となっている。
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8日:南荘町のアパートで女性2人の遺体 頭にポリ袋,心中か
- 7日午後11時5分ごろ、大阪府東大阪市南荘町のアパート一室で、女性2人が倒れているのを枚岡署員が発見した。
この部屋に住む母親(60)と娘(38)とみられ、いずれも頭からポリ袋をかぶり、死亡していた。
知人宅に同日、「お世話になりました」などと書かれた手紙が届いたことから、枚岡署は心中とみている。枚岡署によると、知人から手紙のことを聞いた親族の男性(33)がアパートを訪れたが、施錠されていたため、同署に相談。室内に荒らされた形跡はなく、着衣に乱れもなかった。
娘は身体障害があるという。
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7日:中央環状線ひき逃げ トラック運転手の男を逮捕
- 6日未明、東大阪市で81歳の女性がトラックと後続の車にひき逃げされ死亡した事件で、警察は最初に女性をはねたトラック運転手の男を逮捕しました。
この事件は6日未明、東大阪市西岩田の中央環状線を歩いて横断していた女性(81)が、トラックと後続の車に相次いではねられ死亡したものです。
後続の軽自動車を運転していた男はその場で逮捕されましたが、最初に女性をはねたトラックは現場から立ち去っていて、警察が行方を追っていました。警察は現場に残されたガラス片などからトラックを割り出し、運転手していた大阪市阿倍野区の男性(62)を自動車運転過失傷害などの疑いで逮捕しました。
容疑者は女性をはねたことについて「何かにぶつかったが人とは思わなかった」と容疑を否認しているということです。
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6日:経済センサス調査関連書類の紛失が相次いで発生
- 2012年の「経済センサス-活動調査」に関する書類を相次いで紛失する事故が大阪府で発生している。
紛失が発生したのは、すべての事業所や企業を対象に、経済活動の実態を調査する政府の「経済センサス-活動調査」に関連する書類。
2月2日に岸和田市において、128事業所の名称や所在地、電話番号、活動状態などが記載された事業所名簿22枚を調査員が紛失。このほか、1月末から2月にかけて、大阪市、東大阪市、守口市、摂津市、枚方市、和泉市、高石市などにおいて、事業者情報が記載された関連書類の紛失事故が発生している。
これらの事故を受け、同府では府内の全市町村に対し、調査関係書類の取り扱いについて注意喚起を実施。調査員への指導状況について報告を求めている。→経済センサスとは(ウィキペディア)
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6日:中央環状線で車2台にひかれ女性死亡 トラックは逃走
- 6日未明、東大阪市の中央環状線で道路を横断していた女性が、トラックなど車2台にひかれ死亡しました。
警察は、現場から逃げたトラックの行方を追っています。午前2時前、東大阪市西岩田の中央環状線で、道路を歩いて横断していた女性が北向きに走ってきたトラックと接触しました。
女性は路上に転倒し、後続の軽自動車にはねられ死亡しました。警察は、軽自動車を運転していた容疑者(69)を自動車運転過失致死の容疑で現行犯逮捕しましたが、最初に女性と接触したトラックは現場から逃げていて行方を追っています。
死亡した女性は60歳から80歳ぐらいで、警察で身元を確認中です。
現場は片側四車線の道路で、横断禁止となっています。
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5日:長編紙芝居 府立中央図書館で3時間上演
- 長編の街頭紙芝居を全巻一気に上演する「街頭紙芝居全巻マラソン」が4日、東大阪市荒本北、府立中央図書館会議室で開かれた。
お年寄りら約20人が集まり、約3時間で43巻計430枚の作品を堪能した。紙芝居の製作を発注、配給する「絵元」として紙芝居の普及に力を注いだ塩崎源一郎さん(2000年に87歳で死去)が設立した「塩崎おとぎ紙芝居博物館」(大阪市西成区)が企画。
紙芝居師と観客が触れあう街頭紙芝居の面白さを味わってもらおうと、昨年7月から同図書館で毎月、実施している。この日は、ろうそくを食べて生きているおばあさんに育てられた女の子が主人公の怪奇物語「蝋(ろう)人形」を上演。
黄色い法被姿の博物館会員4人が、自転車の荷台に木枠を置いて披露した。盛り上がる場面では太鼓を打ち鳴らしたり、紙を素早く抜き取ったりして雰囲気を出し、1巻が終わると「普通は『続きはまた次週』と言って、出した水あめを買ってもらうのです」と笑いを誘った。
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2日:東大阪市消防局 職員を着服で処分へ
- 大阪府東大阪市の消防局の職員が、水防事業に交付された市からの助成金など200万円以上を着服した疑いが強まり、市は告訴を含めた処分を検討しています。
東大阪市消防局によりますと、総務課に所属する41歳の男性職員は、おととし4月からおよそ1年半の間、恩智川の水防事務に対する市の助成金と地元の消防団への活動報奨金の一部、あわせて215万円を着服したということです。
「『手をつけた』と本人から申し出ています」(東大阪市消防局担当者)
「(管理を)任せきっていました」(東大阪市消防局担当者)調査に対し、職員は「知人の連帯保証で背負った借金の返済に充てた」と着服を認めているということで、市は刑事告訴も含め処分を検討しています。