2008年7月の東大阪 NEWS

大阪府東大阪市立加納小学校が、学童保育「加納留守家庭児童育成クラブ」の運営費を目的外に使っていた問題で、流用額は少なくとも約600万円に上ることが、同クラブ運営委員会の調査でわかった。
立浪寛治校長（59）は「表に出してはならない金と思った」と裏金だったことを認めた上で、運営費の剰余金を積み立てて捻出していたことを明らかにした。「懇親会費」として30万円を流用していたケースも新たに判明し、市教委は使途について調査を進める。
運営委の調査では、校長室のエアコン（約34万円）のほか、・職員室のエアコン2台（約84万円）・体育倉庫建設（約340万円）・ホタル飼育用の池整備（約120万円）・同小のバスケットボールチームのユニホーム（約22万円）などに流用されていた。
立浪校長によると、運営委員らが交代する総会を2002年5月に開催した際、懇親会費30万円を裏金から支出。当時教頭だった立浪校長も飲食を伴う場に出席したという。

22日午前3時50分ごろ、東大阪市御厨栄町のアパート「三栄荘」から出火。木造2階建て延べ約470㎡が全焼し、焼け跡から男女2人の遺体が見つかった。
また、2階に住む山本美都広さん（42）が窓から飛び降りて胸の骨を折る重傷。同じく2階の葛原弘之さん（43）と橋口亮一さん（76）が煙を吸い、病院に運ばれたが軽傷だった。
男性の遺体は2階部分で、女性の遺体は1階部分で見つかったといい、大阪府警布施署では、遺体の身元確認を急ぐととも、出火原因を調べている。

調べでは、文化住宅は24室あり、1階東側の6室が店舗。1階西側と2階部分計18室のうち11室に計12人が住んでいた。
現場は近鉄河内小阪駅の北約250mで、大阪商業大に隣接する住宅密集地。東大阪市消防局では、はしご車や防火剤を積んだ化学車など消防車計20台を動員して消火活動に当たった。
アパート一階の飲食店の店主（71）は「3日ほど前の夜中に、店の近くの段ボールに火がつけられたことがあったが、自分で消してボヤですんだ。今回ももしかしたら放火かもしれない」と話した。

20日午前3時55分ごろ、大阪市中央区森ノ宮中央2の府道で、府警機動捜査隊員が盗難届が出ているナンバーの乗用車を発見、追跡。
約3km北西の同市北区兎我野町の国道で、捜査車両2台で挟んで停車させた。捜査員が拳銃を抜いて「止まれ」と警告したが、逃走。約4km南の同市中央区谷町6の国道で自動販売機に接触して止まった。
機捜隊は運転していた東大阪市長瀬町1、配管工の容疑者（20）を道交法違反（無免許運転など）容疑で現行犯逮捕した。

ＮＰＯ法人「たまごママネット」（大阪市西区）が母親の育児力を育てるため、8月から東大阪市の小阪産病院に開設する「母育所」の受講者を募集している。
初回の8月3日は同病院の平岡仁司院長が「お産と女性」と題して講義。12月14日まで9回にわたり、子供と親のアレルギー▽母子のコミュニケーションを深める▽おはしの使い方と製作実習▽類人猿に学ぶお産・子育て－－など幅広いテーマで授業がある。。

13日午後3時40分ごろ、東大阪市御厨東のマンションで「階段に男性が倒れている」と住人から119番があった。
救急隊員が駆け付けたところ、4Fに住む男性（75）が倒れており、市内の病院に運ばれたが意識不明。高熱を出すなど重い熱中症の可能性が高いという。

議場から説明員の市幹部2人を閉め出す議決は市議会の権限を越え、地方自治法違反にあたるとして、大阪府東大阪市の野田義和市長は10日、議決を取り消す裁定を求めて橋下徹・府知事に審査を申し立てた。
経営企画部長と財務部長の退席は3日に議決され、野田市長の求めで7日に審議をやり直したが、定数46のうち、24人が閉め出しに賛成し、再可決された。野田市長は「説明員を選ぶのは地方自治法121条に基づく市長の専権事項。議決には納得できない」として、知事に判断を委ねることを決めた