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判例クッキング | ||
〜世の中の身近な出来事を料理していきます〜 |
プロローグ 税理士の菅野です。 私が思いますところ、これからは「裁判」がドンドン増えてくると予想されます。何故か? 雪印の事件でも日ハムの事件でも大企業が起こした不祥事です。 では、何故大企業がこのような事件を起こしたのか?多分、資本主義の限界がやってきたように思います。 戦後、働き続けた日本人がたどり着いたのは、効率・利益重視であります。 しかし、残念ながら人間は元々単細胞のアメーバとDNAはあまり変わらないらしいのです。 ようはキャパ(容量)の問題でしょうが、 |
ある日、某所からタクシーに乗り、家までと運転手さんに言ったら、「そこなら大丈夫です。走行距離をオーバーしていませんので」と言われた。 その時は、気にも止めず、タクシー業界の *1業界用語(?)かと思いやり過ごした。 ところが、今回、運送会社「名古屋エムケイ」が、中部運輸局の定めた上限を超えた乗務を認めるように訴えた。 名古屋地裁の裁判長は、「中部運輸局の距離制限は、裁量権の乱用で、違法」だと述べた。 さて、この「裁量権」という言葉を *2辞書でひくと、
*1:業界用語・・・ある特定の業界の中だけで通用することば *2:辞書・・・広辞苑第六版 新村出編 岩波書店 |