東大阪市の町工場が中心となって作った小型衛星「まいど1号」の開発拠点であるJAXA(宇宙航空研究開発機構)の東大阪事務所が今年度中に閉鎖されることになりました。
本格的な小型衛星用実験装置を揃えた関西の宇宙産業の拠点としての存在でしたが、各大学などにも同等の設備が増えたことなど利用が減り、約10年の活動にピリオドを打つことになります。
この東大阪事務所は2003年に小型衛星「まいど1号」の開発が構想に上がった東大阪同市内に、JAXAが小型衛星開発の拠点として開設しました。
多くの高度な設備を増設し、2009年1月の「まいど1号」打ち上げ以外にも多くの大学の試験や検査などに利用されてきました。
年間の維持費が1000万近くかかることや、「宇宙はすぐに商売につながらない」といった声も多く今回の閉鎖に至りました。
実験装置などは筑波大学へ無償提供することになります。
宇宙関連事業についての相談窓口業務は昨年の8月にグランフロント大阪に移転しています。
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