東大阪の子供たちに熱中症対策を伝えたい ~ドリーム東大阪店の想い~
今回みなさんにご紹介するのは東大阪バーチャルシティ会員のリカーランドドリーム東大阪店さんの地域活動。
地域一番店を目指すドリーム東大阪店さんが昨年から取り組んでいる活動の一つに、地元の子供たちに熱中症対策の大切さを伝えるという取り組みがあります。
取引先であるキリンビバレッジさんの協力を得てスタートさせたこの取り組み、今回は布施中学校での活動に密着してきました。
ぜひご覧ください。
「知ってるだけで安心 熱中症と睡眠の関係性について」
お話の大きな3つのテーマ
- 熱中症予防と食事
- 水分補給
- 睡眠
このテーマに沿って布施中学校の生徒たちに熱中症について深く知ってもらうお話をされました。
主なお話の内容は
熱中症とは
- 熱中症とはどうして起こるの?
- 人間の体の仕組み
- 熱中症の3つのステージ「軽度」「中度」「重度」
- 現場でできる熱中症の対応
- どんな人がなりやすいのか
熱中症を予防するには
- バランスの良い食事 朝食を抜かない
- 水分をこまめに取りましょう
- スポーツドリンクは2種類に分けられる
- 尿の色で今の状態をチェック
質の良い睡眠をとりましょう
- 寝ることが一番の回復と成長
- 睡眠とは何?
- 睡眠のメカニズム
- 成長ホルモンの分泌の仕組み
- 睡眠に効果的な栄養
声を掛け合いましょう
- 周りの人を観察することで未然に防げる
時間にして約30分でしたが非常に中身が濃く、そして興味を引き付けるお話でした。
最初は下を向いていた生徒たちも徐々に前を向き、自分たちの毎日の生活にあてはまる話題に意識を向けて聞いていたように感じました。
講演後にお話をお聞きしました
全校生徒に向けてのお話後に、校長室で少しお話を聞きましたので感想を含めてご紹介します。
受け入れ先である布施中学校 岩田校長先生
東大阪バーチャルシティ(以下 ひがばちゃ):
学校としてこういった取り組みについての大切さについて
岩田校長:
日頃、接している教職員ではなく外部の専門的な方々から直接話を聞くというのは、いろいろな分野で大事なことだと思います。
生徒たちにはいろんな方々とふれあい交流を持ち、多くのことを知ってほしいのでこういった取り組みは大事にしたいなと思っています。
そういう意味でも外部の人とのコミュニケーションは今後も大切にしたいです。
教職員でもできなくはないかもしれませんが、外部の方々からの発信は生徒たち自身の受け取り方も全然違ってくると思います。
これまでにも年に何度かは職業講話という形で外部の方にも来ていただいています。
ひがばちゃ:
今回のような取り組みをやってみようと思った理由
岩田校長:
熱中症というのは学校現場でも対応していかないといけないことであり、危険性というものを生徒たちに伝えていきたいというのがありました。
ちょうどドリーム東大阪店さんのほうから来ていただけるということだったので、これはいいなというところでお願いすることにしました。
実際来ていただいてよかったと思っています。
ひがばちゃ:
学校側から見て生徒さんたちの反応はどのように見えましたか
岩田校長:
一生懸命聞いていたかなと思います。
普段は全校集会で僕(校長先生)がしゃべってもあまり反応のない生徒も一生懸命前を向いて聞いていたと思います(苦笑)。
勉強したいという思いをもって、やっぱり専門的な知識はつけたいのかなと感じました。
特に食事とかの部分は真剣に聞いているなと感じましたね。
また先生方にとってもいい勉強になったと思います。
全校集会を通して先生方にとってもいい研修になったのかなと思いました。
ひがばちゃ:
熱中症対策・食育・・・・など今回のテーマ以外にも取り組むことに対していかがでしょうか
岩田校長:
食育から離れますがキャリア教育というのが大事になっています。
いろんなところでグローバルな広がりも含めて活躍されている方々の話は聞いてみたいと思います。
生徒たちがそういう話を聞くことでいい刺激にり、日常の勉強・取り組み・クラブ活動などを頑張ってくれるのではないかなと思います。
講師を務められたキリンビバレッジ様
ひがばちゃ:
地域の販売店と一緒にこうして地域の学校に回ることについてどう思いますか
キリンビバレッジ様(以下敬称略):
非常に前向きに考えています。
地域への貢献というのは大事にしていかないといけないというのは企業責任として1つあります。
企業の活動としての経済活動、お客さんをしっかり育てていくという意味でも熱中症対策セミナーは、うちの商品だけでなく飲料をしっかり飲んでもらう、飲まなきゃいけないとなってくる中でキリンビバレッジの商品を選ばれればいいなという意味で大事にしている活動の一つです
どんどん広げたいなと思っています。
ひがばちゃ:
飲料メーカーとして子供たちに知識や情報を伝えることについて社内でどういった意見があるでしょうか
キリンビバレッジ:
現状まだそこまで子供たちとかかわる機会が少なくて、そういう意味ではここを起点にしてもうちょっと広げていかなければいけないなというような話にはなっています。
キリンビバレッジとしては全国で熱中症対策アドバイザーを募ってやっているんですが、子どもたちの前で話す機会がなかなかまだなくて、ここ(東大阪)が一番進んでいる事例になります。
取引先の企業さんに対して熱中症対策のお話をすることはちょっとずつあるんですが、今回のような教育現場にお邪魔させていただいてというのは、あまり広げられていないというのが現状です。
ひがばちゃ:
今回、この学校でやってみての感想をお聞かせください
キリンビバレッジ:
校長先生からもお話にあったように生徒さんたち自身が非常に前向きだったように思います。
個人で予防するのもですので、一人でも多くの生徒さんたちがわかってくれることが大事なことです。
そういう意味では熱量は非常に高かったかなと感じました
ひがばちゃ:
好きな映画とか聞かれてましたね(笑)
キリンビバレッジ:
ああいうところも子供らしいですよね(笑)
主催者であるドリーム東大阪店様
ひがばちゃ:
今日やってみた感想・手応えなどいかがでしたか
ドリーム東大阪店様(以下敬称略):
手応えは毎回行かせてもらうたびに感じていますね。
やっぱりやってよかったなというのはあります。
去年うちの店舗では1校からスタートしました。
去年の10月から今年の2月にかけて「一緒にしませんか?」と各校へお声かけをさせてもらいました。
その中で暑くなってくる時期に学校さんから呼んでいただくようになってきているんですが、今ぐらいの暑さになると生徒さんの反応も変わってくるのかなと感じています。
5月ぐらいに比べるとこの時期のほうが興味を持って聞いてくれているように思います。
ひがばちゃ:
学校向けのこういった取り組みについて、始めようと思ったきっかけは?
ドリーム東大阪店:
キリンビバレッジさんとの商談中にこういった活動事例の話が出たんです。
それだったら東大阪市でも全部の学校を回ってみようかと、やってみようかという話をしていたのがきっかけですね。
ドリーム本部と東大阪店のスタッフで話をして、そういう活動ができないのかなという相談を始めて実現したという流れです。
とにかくまず面白いことがしたかった。
ただ商品を売るだけじゃなくて地域とのつながりを考える中で、これは学校だけじゃなく法人さんとのお付き合いにおいてもそういうことを考えていましたね。
ひがばちゃ:
すでに数校回られていると思いますが、各学校での反応などいかがですか
ドリーム東大阪店:
学校ごとの反応の違いはありますね。
学校さんによってはすごく気に入っていただけたり、中にはタイミング的に大阪・関西万博に遠足に行く前で、ちょうど熱中症対策の話を聞けたので、それならキリンビバレッジさんの商品を取り扱ってみようかなと言っていただけたこともありました。
その他にもたくさんのご意見をいただくことができましたね
ひがばちゃ:
今回のような活動を踏まえて、今後広げていきたい活動や思いなどいかがでしょうか
ドリーム東大阪店:
これまではお店として商品を売るだけになっていたんですが、商品を売るだけではなく地域活動、我々ができる地域貢献の一環として商品が流れるという形になっていければいいのかなと思っています。
いかがだったでしょうか
販売店舗とメーカーが一緒になって地域に貢献していく。
地元の学校で生徒さんたちに専門家として大切な話を伝えていく活動をスタートさせています。
いまはまだ小さく地道な活動かもしれませんが、こういったことを着実に継続できる企業が東大阪にあるということを知っていただけたなら記事にした意味があるのかなと思います。
うちの学校にも、うちの会社にもという方がいらっしゃいましたらドリーム東大阪店にご連絡ください。
連絡・お問い合わせ先:
リカーランドドリーム東大阪店
東大阪市宝持4-14-20 Tel;06-6721-3480
取材協力:
リカーランドドリーム東大阪店 様
キリンビバレッジ株式会社 様
東大阪市立布施中学校 様
取材:
東大阪バーチャルシティ
ありがとうございました。
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