ラグビーW杯へ ~ 布施えびすバル「接客英会話」クラス
過去5年 布施のまちで開催されてきた布施えびすバル。
そんな布施えびすバルに参加する飲食店さんたちが2019年に東大阪市花園でも開催されるラグビーワールドカップ2019に向け、外国人観光客へのおもてなしの一環として接客英会話に取り組んでいます。
講師は大阪市東成区で講師派遣型の英会話レッスンなどを手掛ける「NANNO & COMPANY」の南野佳美さん。
取材にうかがったのは教室の第2回目、この日の受講者は8名。
授業の様子
授業開始からとても和やかな雰囲気で、多くの人が学生時代に経験したような下を向いてボソボソ・・・という感じはなく、笑いも交えながらみなさんが大きな発声で受講されていました。
英語で自己紹介の場面では「ほんまはこんなん言いたかったんちゃうねん(笑)」など大爆笑になる場面も。
とはいえ内容はかなり実戦向きなフレーズばかり。
実際に外国からのお客さんからの予約の電話の場面や、来店されたときを想定したやりとりを全員大きな声で練習。予約の日にちや人数、定休日や満席の場合、個室・座敷の部屋の場合などかなり実用的なやりとりでした。
「おもてなしセミナー」のフィードバック
東大阪ツーリズム振興機構が主催した「おもてなしセミナー」に参加されていた南野さんから内容の紹介とポイントになる部分を紹介されていました。
気持ちの持ち方や声のトーン、最初の一言を出すコツなど他にもたくさんのテクニックを説明。
それぞれの実体験を語り合う
授業の最後にはこれまで受講者のお店に来た外国人客との体験話をそれぞれが披露。
あるある話や「え―そんなことが!」なんていう話も聞けました。
講師の南野佳美さんにお話を聞きました
バル参加店のこういった学びの取り組みをどう感じていますか?
最初、東大阪市役所 花園ラグビーワールドカップ2019推進室主催の観光交流部会で布施えびすバルの実行委員長さんと出会ったんです。私は東成からきているんですが布施は近くてなじみがあったので、去年の12月に私の方から提案させて頂きました。ラグビーワールドカップに向けてこういった取り組みは必要だと思います。
受講されているみなさんがとても積極的に取り組まれている印象がありました。
1回目からみなさん積極的に取り組まれていましたね。業種的にサービス業の方々なので、対人に躊躇がないんだと思います。
私自身もガチガチな授業ではなく、布施らしくフレンドリーにやりたいと思っています。楽しそうにされているのでうれしいですね。
まだまだ受講生募集中!
今回で第2回目の講義でしたが、カリキュラムは全14回。途中からの参加も受け付けているとのことですので、飲食業に限らず接客英会話を学びたい方はぜひお問い合わせ下さい
開催場所:布施商店街連絡会事務所(東大阪市足代新町1-41-51 ロンモール布施西館2階)
お問い合わせ先:布施えびすバル実行委員会 080-4244-5118
布施バル実行委員長 元光さんのお話
南野さんから提案を受けてから開催に至るまでのきっかけなど
ラグビーワールドカップの時に何かの形で飲食で関わりたいと思っていました。
大会の「4年に一度じゃない。一生に一度だ。」というフレーズですね。商売以上にちょっとでもラグビーワールドカップを楽しみたい。楽しむためにはコミュニケーションをとれないと、お客さんも自分も楽しめないので。
南野さんからきっかけをもらったので、接客英会話だけでなく英語版のメニュー作成や英語版のランチマップなどもやっていきたいですね。
今日で2回目の講義が終了、手応えや感触はいかがですか?
思ったよりもみんなが真剣に聞いている、受け身ではなく授業に来ているなと思いますね。
全14回の講義と9月にある検定を目標に取り組んでいます。そこまでいけば英語へのコンプレックスもなくなってくると思います。
バル参加店舗全体を見るとまだまだ参加割合が少ないと思いますが、今後は全体に広げていきたいと思いますか?
今年やってみて、来年はラグビーワールドカップに向けてやってみることも考えています。
バル参加店舗に関わらず、参加店舗以外でももちろん歓迎です。
接客に使いたい学びの機会、英語へのコンプレックスをなくすきっかけにしてほしいですね。
最後に、元光さんご自身の学びは順調ですか(笑)
授業に集中していきたいです(笑)
主催者側なので楽しんでもらえるように気配りはしながらも自分も学びに集中したいですね。僕も授業料払ってますので(笑)。
取材を終えて
1時間30分の授業を最初から取材させてもらったのですがとにかく実用的な内容でした。
14回の講習が終わった後には飲食編の英語応対能力検定を受験するとのことです。
本気で取り組む接客英会話が布施の街を変えるかもしれませんね。
2019年のラグビーワールドカップと2020年のオリンピック、そして2025年大阪万博が現実的になってくるなど大きな国際イベントが目白押しです。
英語へのコンプレックスをなくし、外国人観光客を自然とおもてなす街に近づく、そんな第一歩を布施のまちは踏み出したようです。
NANNO & COMPANY
http://www.nanno.biz/
布施えびすバル
http://fusebar.jp/
写真・文:東大阪バーチャルシティ 安原武男
投稿者プロフィール
-
2000年8月に開設した地域情報サイト「東大阪バーチャルシティ」
管理・運営団体:ナレッジ(代表者:安原武男)
布施プロレス運営責任者
マスクド東大阪公式代理人
布施商店街活性化学生団体「ふせのわ」運営責任者
エヌケー工房 オゾン発生器 公式アンバサダー
最新の投稿
- 東大阪市役所2024年3月22日東大阪デジタル博物館 4月オープン
- 東大阪イベント2024年2月13日HANAZONO EXPOアフターマッチファンクション(出展者交流会)に参加してきました
- 東大阪イベント2024年2月4日TBSのモニタリングが布施にやってきた!
- 東大阪イベント2024年1月27日歴史たいけんフェスティバル 2/23初開催