東大阪市議会19人が政務活動費2235万円返還へ
議員による政務活動費の不正支出が相次いでいる東大阪市議会は、全10会派あるうちの7会派(計19人)が2009~2013年度の政務活動費2235万円を返還することになりました。
天野高夫議長が全会派に対し、過去5年度分の支出を見直しと、問題があった場合は返還するように要請をしていました。
9月24日に議員辞職した横山純児・前市議の返還分(930万円)を合わせると、返還総額は3165万円となります。
これは総支給額の1割弱に当たります。
不正支出で最も多かったのは事務所費で、自宅の一室を事務所として議員自身を受取人としていたケースです(約870万円)。
天野議長自身も政務活動費で事務所費を支払いながら、自分自身が代表の政治団体の収支報告書にも事務所費を二重計上していた分の約350万円を返還。
天野議長はこの日の記者会見で「自分を含めて認識の甘さがあった。不適切な支出で、申し訳ない」と陳謝しました。