2011年8月の東大阪 NEWS

30日:布施署で勾留中の容疑者死亡…病死か

29日午後5時20分ごろ、府警布施署の留置施設で、窃盗容疑で逮捕され勾留中の男の容疑者(61)が、自室で座ったまま前のめりに倒れているのを署員が見つけた。

意識はなく、搬送先の病院で約3時間後に死亡した。布施署によると、死因は急性大動脈解離。司法解剖して詳しく調べる。
夕食の作業中の署員がうなり声を聞き、室内を確認すると男が倒れていた。

午後5時ごろ、夕食の弁当を配った際に異常はなかった。
男は14日に逮捕され、その後腹痛と下痢を訴え、急性腸炎の診断を受け服薬していた。
「1年前にくも膜下出血で手術を受けた」とも話していた。

29日:橋下知事,咲洲の防災拠点断念 本庁地区を整備

大阪府の橋下徹知事は、大規模災害を想定した防災拠点の複数化構想を巡り、府本庁舎(大阪市中央区)のある大手前地区にメーンの防災拠点を整備し、2013年4月から運用開始する方針を固めた。

庁舎全面移転を断念した咲洲庁舎(同市住之江区、旧WTC)はメーンの拠点化は取りやめ、抜本的な耐震対策も先送りする方針。29日の幹部会議で正式決定する。
府は災害時の司令塔となる防災センターを、本庁舎新別館(約13億円)と咲洲庁舎(約7億円)にそれぞれ整備する計画だった。

しかし、咲洲は高層ビルの揺れを増幅させる長周期地震動への脆弱性を専門家から指摘されたことから、同センター整備費を9月府議会で減額補正する。
ただ、防災拠点の複数化は「有効」としており、今後、メーン拠点を補完するバックアップ施設の場所などを選定する。
9月議会に調査委託費約500万円を盛り込んだ補正予算案を提案する。

咲洲庁舎の耐震対策は、現行計画通りダンパー(制振材)約300台を約15億円で設置するが、追加的な抜本対策については、東南海・南海地震の被害想定を見直している国の中央防災会議の議論を踏まえ、2012年度中に最終判断する方針。

一方、震度6強で倒壊の恐れがある本庁舎の耐震補強は、歴史的価値の高い東館を丸ごと対象として2015年度までに約70億円かけて行う予定で、同予算案に設計費を計上する。

27日:観測史上1位の雨 大阪で1時間に77.5mm

27日午後、大阪市内で観測史上1位に並ぶ大雨が降り、道路の冠水や住宅の浸水など被害が出ています。

雨は午後3時ごろから急激に降り、大阪市内は1時間の雨量が77.5mmと観測史上1位にならぶ非常に激しい雨となりました。
大阪、梅田のESTでは、建物の中まで雨が浸水し店員がかき出す作業に追われました。
天王寺区の鶴橋では一部の道路が完全に冠水し通行止めの区間もでています。

東大阪市では1時間におよそ100mmの記録的短時間大雨となりました。
大阪では午前中から気温が上がって雨雲が発達し、上空の風が弱かったため雨雲が停滞したということです。

26日:大阪市 2015年以降に消防学校移転を計画

大阪市消防局は、東大阪市にある消防学校を此花区に移転することを計画している。

用地はすでに取得しているが、現在進めている消防署の耐震改修・建て替えにここ数年間は多額の事業費を要するため、消防署移転の具体化の時期は「未定」。
福島消防署などの改築が完成する15年度以降に新たな消防学校の建設に入る見通しだ。

現在の消防学校は、東大阪市三島2-5-43にあり、敷地面積約4万1,300㎡。
1976年の建設で、校舎・宿舎棟(鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建て延べ4,663㎡)、体育館(鉄骨造平屋1,002㎡)、火災制御訓練施設(鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ1,177㎡)、訓練棟(鉄筋コンクリート造地下1階地上10階建て延べ897㎡)、救急教育センター(鉄筋コンクリート造2階建て延べ661㎡)などが既存している。

施設が市外にあることなどから市内への移転を計画し、2003年度と2004年度に移転用地として、此花区北港緑地2-1-1の敷地3万6,146㎡を先行取得した。
しかし、現在の消防署施設が老朽化し、耐震改修や改築が必要で、ここに優先的に施設整備の予算を投入していることから、消防署の移転計画は具体化に至っていない。

25日:死亡ひき逃げ事件で露天商の男逮捕

大阪市生野区で23日夜に自転車の男性がひき逃げされ死亡した事件で、大阪府警生野署は25日、自動車運転過失致死と道交法違反(ひき逃げ、無免許運転)の疑いで、同区巽南の露天商(32)を逮捕した。
同署によると容疑を認めているという。

同署によると、24日午後、現場から約2km離れた東大阪市俊徳町の路上で、目撃情報と似たワンボックス車を発見。
所有者に話を聞くなど捜査していたところ、25日午前になり、所有者に連れられて知人の容疑者が出頭、車を運転していたことを認めた。
容疑者は、酒気帯び運転をしたとして平成21年5月、免許取り消しの処分を受けていたという。

25日:パト追跡中に転倒,2人乗りバイクの女子高生けが

25日午前2時45分ごろ、東大阪市善根寺町の国道170号で、大阪府警枚岡署のパトカーに追跡されていた2人乗りのミニバイクが、対向車線側の歩道に乗り上げた際に転倒。
荷台に乗っていた同市内に住む高校1年の女子生徒(16)があごや腕に軽傷を負った。
運転していた若い男は徒歩で逃走、同署が行方を追っている。
同署によると、ミニバイクは事故現場から約600m南の国道上でパトカーに見つかり、停止を求められたが逃走を続けたという。

24日:前後のナンバー違ってる…盗難車発覚、男を逮捕

高知県警南国署は23日、軽乗用車を盗んだとして高知県四万十市口鴨川、無職(34)を窃盗の疑いで逮捕した。

ナンバープレートが前後違っていたことから発覚。犯行を隠そうとしたとみられるが、前しか付け替えていなかった。
発表では、容疑者は4日午後9時~5日午前9時の間、大阪府東大阪市寿町の路上で、大阪市生野区の塗装業男性(44)が無施錠で止めていた軽乗用車(時価約3万円)を盗んだ疑い。
同署によると、5日午後3時頃、南国市左右山の国道32号で、パトカーで巡回中の同署員が前が「香川」、後ろが「なにわ」ナンバーの軽乗用車を発見。
停車を求めたが逃走したため追跡し、約3時間後、高知市内の住宅地で乗り捨てられた車を見つけた。

24日:市民グループが中学公民教科書 審議やり直し要望

「子どもたちに渡すな!あぶない教科書大阪の会」などの市民グループが23日、東大阪市教委に対し、来年度からの中学公民の教科書に育鵬社を採択したことについて、審議をやり直すことを求める要望書を提出した。

市教委は「中身を精査して取り扱いを検討する」としている。
育鵬社は、「新しい歴史教科書をつくる会」とかつて連携していた扶桑社の100%子会社。
7月26日に市教委の臨時会が開かれ、教育委員5人が審議し、4対1で育鵬社に決まった。一方、歴史は2対3で別の会社の教科書になった。

要望書では育鵬社の教科書について、「誤った知識や一方的な観念を子どもに植えつけるような内容」などと抗議している。

22日:府が統合型リゾート立地の基本コンセプト作成

大阪府は、「大阪における統合型リゾート(IR)立地に向けて」の基本コンセプト素案を作成した。

敷地面積8~30haに、世界最高水準のエンターテイメント、MICE(会議、見本市などのビジネスイベント)、カジノなどで構成する複合エリアとする。
秋には、これを題材としたシンポジウムを開催。その後、府民アンケートを実施し、IR誘致への醸成を図る。当時並行的に、国のIR施策に対応。
特別立法が成立すれば、計画認定の申請を行う。認定されれば、事業者募集の公募プロポーザルを実施する。

素案では、IRを構成する機能として、MICE、宿泊・滞在、エンターテイメント、カジノ、ショッピング、グルメ、アミューズメント、カルチャー、スポーツ、リラクゼーション(スパ、エステ)などを挙げる。
中でも、学術研究施設の集積を生かしたMICE機能をメーンとする。

大阪の成長を図るために、
①関西全体への波及
②世界最高水準のエンターテイメント機能
③東アジアの情報創造発信拠点となるMICE機能-を目標とし、▽大阪の新しいランドマークの創造▽関西の文化観光資源とのコラボレーション▽セーフティネット対策と地域貢献活動-などの方針を掲げる。

環境・新エネルギーなど世界の最新技術導入や防災など多面的な付加価値の提供を図る。
建設・運営主体は民間事業者とし、立地は都心から30分以内で、国際空港から60分以内がベスト。
敷地の規模は約8~30ha程度で、周辺集客観光施設との連携や、地域特性などで、さまざまなバリエーションが想定できるとしている。
想定されるIR開設までの流れは、まず地方公共団体が国に計画認定申請(場所、内容など)を行い、国が計画を認定。
地方公共団体が公募プロポーザルで事業者を公募し、決定事業者が施設の建設・運営を行う。

府は国に対して、
①カジノ収益などを財源に公共インフラなどを整備
②税制優遇
③地方公共団体が申請しやすい仕組み
④適切な区域指定数-などを要望する。

当初の国の指定は3区域が見込まれている。

22日:マンションから誤って転落?小6男児死亡

22日午後6時10分頃、東大阪市下小阪のマンション(14階建て)の駐車場で、男児がうつぶせで倒れているのをマンションの住民が見つけ、119番した。

男児は全身を打っており、搬送先の病院で死亡が確認された。布施署は男児が誤って転落した可能性が高いとみている。
同署によると、このマンションに住む同市立小6年の男児(11)。
男児は同5時45分頃まで友達と近くの公園で遊んでおり、1人でマンションに戻ったという。

22日:ラグビー+人工衛星 東大阪ご当地ナンバープレート

東大阪市は9月10日から、125cc以下のバイクを対象に「ご当地ナンバープレート」を交付する。

「ラグビーのまち」にちなみラグビーボールをかたどったプレートで、町工場が打ち上げた人工衛星「まいど1号」も描かれている。
従来のナンバープレートから無料で変更できる。従来通りのナンバープレートを選ぶことも可能。
9月10日は市役所1階で交付開始のセレモニーがあり、府警府民安全対策課がプレートの盗難防止ネジを無料で取り付ける。
問い合わせは市税制課(06-4309-3134)へ。

20日:横山市議長書類送検 副市長突き飛ばしけがさせた容疑

東大阪市の横山純児議長(58)が同市の奥島徹副市長(65)を突き飛ばしけがをさせたとして、布施署は19日までに、横山議長を傷害容疑で大阪地検に書類送検した。

容疑は、5月26日、東大阪市役所で、エレベーターに乗り込もうとした奥島副市長に「何してんねん」などと因縁を付けて突き飛ばし、胸に全治5日間の打撲を負わせた、としている。
横山議長は「口論にはなったが突き飛ばしたりはしていない」と否認しているという。

横山議長は毎日新聞の取材に対し、「(市発注の下水道工事の入札に関して3月議会で)問責決議を受けた奥島副市長が釈明もせず公務をしていたことに『何してんねん』と言った。突き飛ばしてはいない」と説明している。

19日:カジノ構想立地 府が誘致の素案公表

府は18日、大阪にカジノを含む統合型リゾート(IR)を誘致する際の基本コンセプト素案を公表した。

IRを大阪の成長の起爆剤と位置づけ、関西全体への経済効果の波及・誰もが楽しめる世界最高水準のエンターテインメントの創出・東アジアにおける情報創造発信拠点を目指す、の三つの目標を掲げた。

立地場所は大阪中心部から主要交通機関で30分以内で関西空港からも60分以内、敷地面積は8~30ha程度、と設定。
運営事業者は府が公募し、国に申請することを想定している。
未成年者を出入りさせないことや、カジノの運営状況の監視などの対策を講じることも盛り込んだ。

19日:大阪府知事 新庁舎全面移転を断念

橋下徹大阪府知事は18日、大阪市中央区大手前にある現庁舎の咲洲庁舎(旧WTC、住之江区)への全面移転を断念すると表明しました。

大阪で震度3だった東日本大震災で、256mの高さの咲洲庁舎は、超高層ビルで唯一、被害が発生しました。
これをうけて、大阪府は咲洲庁舎の安全性と防災拠点のあり方を検討する専門家会議を設置し、検討を重ねてきました。

この日、橋下知事は専門家会議の4人の委員と意見を交換しました。
委員らは、ビルと地盤が共振し、揺れが増幅する最悪の組み合わせとなっており、発生が予想されている東海・東南海地震では往復13mもの大きな揺れが生じる可能性があると強調。
建物として安全に使用するには耐震補強に高いハードルがあり、災害時に働かねばならない人がいる場所としては不適切で、周囲の浸水の可能性、地盤の特性を指摘し、「防災拠点は現庁舎が筋」と意見を述べました。

橋下知事は「指摘は重く受け止める。全面移転はやめないといけない。災害対応の拠点とするのは難しい」として、移転条例案も提出しないと言明しました。
咲洲庁舎をめぐっては橋下知事が「大阪・関西活性化の起爆剤」といって全面移転を目指してきました。
日本共産党は、防災拠点になり得ないとして移転にもビル購入にも反対しましたが、議会でビル購入が可決され、現在約2000人の職員が勤務をしています。

18日:東大阪の8小学校で授業にタグラグビー

2019年ラグビーワールドカップの誘致運動に取り組む東大阪市で、市立8小学校が9月から、腰に付けたタグ(リボン)を奪い合う「タグラグビー」を体育の授業に導入する。

市の呼びかけに各校が賛同。幼少の頃からラグビーに近いスポーツに親しんでもらい、ラグビー競技人口の底辺を拡大するのが狙いだ。
タグラグビーのルールは基本的にラグビーと同じだが、接触プレーやキックは禁止となっている。
選手たちは腰に巻いたベルトにビニール製のタグ(長さ約30cm、幅約5cm)を付け、プレーする。
ボールを持った選手が相手にタグを奪われると「タックル」成立となり、味方にパスをしなくてはならない。

ラグビーに比べて安全とあって、日本ラグビーフットボール協会も推進を図っている。
東大阪市は、文部科学省の小学校の新学習指導要領解説書(体育編)に、タグラグビーも種目として例示されていることに着目。
単発的なイベントではなく、積極的に授業に取り入れてもらって子どもたちに定着させようと、市立全54小学校に呼びかけたところ、8校が応じた。

各校とも3~6年の児童が対象で、計約1000人が9月以降に2~7回、市の特別講師から指導を受ける。
ラグビー普及のため市のアドバイザーに就任している元神戸製鋼の南條賢太さんら数人が講師となる予定。
市は、タグや専用のボールなど必要な道具を購入するための関連事業費350万円を今年度予算に計上した。

8校のうち、孔舎衙小学校では「東大阪は『ラグビーのまち』なので一度、子どもたちにも触れてもらおうと思った」と説明。
市の担当者は「来年度以降も続け、将来的には花園ラグビー場で大会ができれば。タグラグビーから始め、中学高校でラグビーの競技人口を増やすきっかけにしたい」と期待している。

9日:布市町で靴下工場火災

8日午前2時45分ごろ、東大阪市布市町の靴下製造会社の工場から火が出ているのを、通りがかった男性が見つけて110番した。
鉄筋3階建て延べ約630㎡のうち約310㎡を焼いた。けが人はいなかった。
枚岡署によると、出火当時、工場は無人だったという。同署で出火原因を調べている。

6日:逮捕に協力,八尾署が3人に感謝状

6月に八尾市であった強盗致傷事件で容疑者逮捕に協力したとして、八尾署は3日、八尾市のパート従業員地道早苗さん(42)と長男で大学生の崇浩さん(21)、東大阪市の会社員山本賢幸さん(26)に感謝状を贈った。

事件は6月10日夕に起きた。大阪市の男(59)=強盗致傷などの罪で起訴=が八尾市相生町4丁目の墓地で管理人の男性(78)と男性の妹(73)をアイスピックで襲いけがをさせて逃走した。
車で通りがかった地道さん母子は血だらけの男性の妹に助けを求められた。崇浩さんが介抱しながら携帯電話で110番通報。その間に早苗さんが1人で男を約500m追いかけた。
崇浩さんは早苗さんと携帯電話で連絡を取りながら到着した警察官と一緒に男の居場所まで行き、騒ぎを聞いて駆けつけた山本さんも付き添って追いかけ、現行犯逮捕に結びついた。

早苗さんは「周りには小さな子どももいたし、凶器を持っていたので逃がしたらだめだと思って追いかけた」。
崇浩さんは「これ以上被害者が増えずによかった」。山本さんは「犯人が逮捕されて地域の人が安心してくれたことがうれしい」と話した。
武田聡・八尾署長は「緊迫した現場で犯人を追いかけ、警察に通報した勇気がすごい。普通はできないことです」と感謝していた。

6日:樟蔭東学園が顧問に不適切融資、文科省回収指示

中高、短大を運営している学校法人「樟蔭東学園」(大阪府東大阪市、高橋努理事長)が学園顧問の男性に計4億8000万円を貸し付け、文部科学省が回収を指示していることが5日、分かった。
男性は5000万円しか返済していないという。

法令上、学校法人が融資を行うことは禁止されていないが、文科省は融資が焦げ付けば、教育環境に影響があると判断した。
文科省によると、学園は昨年3~4月、男性に計3億8000万円を融資。
昨年末までに5000万円が返済されただけだが、学園は今年4月、さらに1億円の追加融資を行った。
外部からの指摘を受け、文科省は学園に早期回収を指示した。

4日:東大阪大柏原高ナイン 野田市長に健闘約束

夏の全国高校野球大会に初出場する東大阪大柏原高の選手らが3日、東大阪市役所に野田義和市長を訪ね、「自信を持って、相手に向かっていく気持ちを忘れず頑張りたい」などと健闘を誓った。

東大阪市には同校を運営する学校法人・村上学園の本部があり、市長室を訪問したのは、メダルを首にかけた選手約20人と、田中監督ら。
石川主将は「優勝したという実感がようやく湧いてきたところ。大阪の代表校として恥じない試合をしたい」とあいさつし、
田中監督は「(サヨナラ勝ちした)決勝戦以外に、2、3回戦も危ない戦いだった。大阪大会は運がこちら側に傾いたところが大きかった」と振り返った。
これに対し、野田市長は「初出場のプレッシャーは大きいと思うが、思いっきり楽しんでほしい。きっと勝ち続ける」と励ました。

3日:近大生がおしゃれトイレットペーパー 企業連携

トイレットペーパーもオシャレな時代!? 近畿大学(東大阪市)文芸学部芸術学科の女子学生たちが商品開発したトイレットペーパー「hanauta(ハナウタ)」が7日に発売される。

若い女性が持ち歩いてもサマになるデザインを目指した。
発売初日には、大阪市の空堀商店街の御屋敷再生複合ショップ「練~len」でサンプル配布などのイベントもある。
商品は関西の量販店などに並ぶ。近畿大の産学連携プロジェクトの一環。

近畿大からは、造形芸術を専攻する4回生の樋上万里子さん、森口亜紀子さん、中山理佐さん、川端茜さんの4人が参加。
西日本衛材(兵庫県たつの市)と連携して、昨年5月にプロジェクトチームを結成した。同社は阪神タイガース柄のトイレットペーパーなどで知られる。
チームは、空間デザインなどが専門の岡本清文准教授の指導を受け、量販店の店頭での観察や工場見学もして、包装や香り、ペーパーについて議論を重ねてきた。
そのうえで、20種類のデザインを考え、手描きふうの花柄のパッケージで発売が決まった。
パッケージは暖色と寒色の2種類。紙はハチミツなどの香りがし、淡い色もついている。

樋上さんらは「コストや製造工程上のことも考えながら、実際の商品開発をすることで視野が広がりました。また、すべての商品が誰かが苦労して開発していることも実感できました」と話している。

2日:大阪府の待機児童1710人に増加

大阪府は1日、府内の保育所の入所待機児童数が4月1日時点で計1710人となり、前年より314人増えたと発表した。

43市町村のうち10市で増加し、減少は12市町、変化なしは21市町村だった。
最も多かったのは堺市431人(対前年比141人増)。次いで大阪市396人(同191人増)、東大阪市192人(同28人減)、茨木市165人(同84人増)、高槻市134人(同32人減)など。
昨年の府内の待機児童数は、東京都、神奈川県、沖縄県に続き全国で4番目に多かった。

府は昨年度、保育所を16か所新設したり、定員を計1981人増員したりして待機児童解消に努めてきたが、整備を上回るペースでニーズが増大している。
府子育て支援課は「景気停滞の影響で、就労を希望する女性が増え続けている。身近に保育所が新設されることで、新たに希望する人が出てくるケースもあり、追いつかない」とし、今年度も保育所の新設や増改築で定員を増やす。

1日:「ふせロボくん」デビュー 布施商店街

東大阪市・布施商店街のマスコットキャラクター「ふせロボくん」が29日、デビューした。

同市長堂1丁目の近鉄布施駅前で開かれた「布施まつり盆踊り大会」でお披露目され、祭りを盛り上げた。
胸の鳥居は布施のシンボル・布施戎神社を表し、頭にビル、肩に電車、腹に商店、手足に横断歩道があしらわれている。
布施商店街連絡会事務局の佐々木忍さん(46)は「ごちゃごちゃとした、人情味あふれるこの町を表現した」と説明する。

デザインは一般公募に応じた大阪市生野区の京優里さん(9)の作品を元に完成させた。
京さんは「かっこよくて、うれしかった。商店街が有名になってほしい」と話していた。

投稿者プロフィール

安原武男
安原武男東大阪バーチャルシティ 管理運営者
2000年8月に開設した地域情報サイト「東大阪バーチャルシティ」
管理・運営団体:ナレッジ(代表者:安原武男)

布施プロレス運営責任者
マスクド東大阪公式代理人
布施商店街活性化学生団体「ふせのわ」運営責任者
エヌケー工房 オゾン発生器 公式アンバサダー

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