2009年4月の東大阪 NEWS

まいど1号の夢、引き継ぎます。人工衛星「まいど1号」開発に携わった学生たちが立ち上げた技術者グループ「Astrex」が、メンバーを刷新し、5月8日に新たに合同会社（LLC）として始動する。
メンバーは小畑昇一代表を含む4人。独自衛星の開発を視野に入れ、システム開発や装置設計などを受託する。

衛星開発の第1歩として、大学や高等専門学校の研究室が参加する宇宙開発コンソーシアム「ユニセック（東京都文京区）」が企画した、金星を目指す「UNITEC-1」衛星のプロジェクトに手を挙げた。大阪府立大学と田淵電機などが担当する電源の開発で、バッテリーボックス製作で参画、実績を上げる。
アストレックスは、東大阪宇宙開発協同組合（SOHLA）に参加した学生十数人が2008年5月に立ち上げた組織。プラネタリウムの携帯ウェブサイトを開発したが、主要メンバーの就職で事業継続が難航。

26日午前3時半ごろ、東大阪市横沼町の女性用マンション（5階建て）の2階通路で、このマンションに住む大学4年の女性（21）が突然、男に果物ナイフのようなものを突き付けられ、持っていた現金約7000円入りの財布を奪われた。女性にけがはなく、布施署は強盗事件として捜査している。

同署の調べでは、マンション入り口はオートロックで、女性が2階の自室へ帰宅するため階段を上がった際、男と遭遇。「ちょっと来てくれるか」と言われて立ち止まったところ、財布を奪われたという。男は20歳ぐらいで身長175cm程度、黒っぽい上着にジーンズを着用していた。

ハウス食品(株)（本社：東大阪市）は22日、同社の「フルーチェ＜カスタード風味のリンゴ＞」を回収すると発表した。原材料容器のプラスチック製キャップ下部のリング部分（白色）が破損・混入している可能性があると判明したため、自主回収する。
回収対象商品は、「ハウス ２００ｇフルーチェ＜カスタード風味のリンゴ＞」で、賞味期限が2010年１月23日のもの。回収方法は、該当商品を東大阪工場へ送ってもらい、商品代を購入者へ送付するとしている。 また、４月23日付の全国紙の朝刊にお詫びと回収方法を掲載する。

東大阪市で昨年12月、タクシー運転手後藤利晴さん（当時67）が殺害され、現金を奪われた事件で、現場に落ちていたたばこの吸い殻に残されていたＤＮＡが別の強盗容疑で逮捕、起訴された男のＤＮＡ型と一致したことが22日、府警捜査関係者への取材で分かった。

府警枚岡署捜査本部は男が事件と何らかの関与がある可能性もあるとみて、慎重に捜査を進めている。　捜査関係者によると、先月27日未明、大阪市東住吉区のコンビニで店員をナイフで脅し、現金約5万円を奪ったとして強盗容疑で逮捕された警備員の男（37）のＤＮＡ型が、後藤さん殺害現場に残されていたたばこの吸い殻から採取されたものと一致した。
男は後藤さんが最後に乗客を乗せたとみられる同市平野区にも土地勘があるという。

東大阪市の菓子店で20日朝、現金が盗まれる事件があった。敷地内に設置された防犯カメラの映像に、店内を物色する男2人の様子が映っていた。
事件があったのは、東大阪市の「タカラブネ」日下町店で、20日午前6時前、現金約33万円が入った金庫が奪われた。防犯カメラには、白い高級セダンを店の前に横付けした男2人が、自動ドアをこじあけて店内に侵入、3分後に店から出てきて運転席と後部座席に飛び乗り、急発進で逃走する映像が映っていた。
隣の店舗では7～8年前から5件、同様の被害に遭っていたことから、防犯カメラを設置したという。警察はカメラに映った男2人の行方を追っている。

19日午後0時40分頃、東大阪市上四条町の枚岡署四条町交番の2階休憩室で、同交番勤務の男性巡査（21）が頭から血を流しているのを、巡回に来た同僚の警部補が発見、巡査は間もなく死亡した。拳銃自殺を図ったとみられ、同署が動機などを調べている。
同署によると、男性巡査はこの日午前9時から翌朝までの予定で、泊まり勤務にあたっていた。巡査は本人貸与の拳銃を右手に握った状態で発見され、1発発射されていたという。遺書は見つかっていない。
巡査は平成18年4月に大阪府警に採用され、19年1月に同署に配属。21年1月から同交番で勤務していた。最近の勤務態度に変わった様子はなかったという。

東大阪市議会は16日、会期を24日まで延長することを決めた。15日に1日延長したばかりだったが、議員の過去の発言を巡って議会運営委員会などが紛糾し、調整がつかなかった。会期延長は5度目で、同市議会では最多となる。
市は、2年半にわたって不在となっている副市長の人事案を提案したいとしているが、混乱のあおりでめどが立っていない。

17日午前2時50分ごろ、東大阪市東鴻池町のコンビニエンスストア「サンクス東大阪東鴻池店」に男が押し入り、男性店長（23）に刃物を突きつけ「金を出せ」と脅迫。現金約８万円を奪って逃走した。
当時店長のほかに男性店員（22）がいたが、2人にけがはなかった。河内署は強盗事件として捜査している。
同署の調べによると、男は20歳ぐらいで身長約180cm、黒いマフラーで顔を隠していたという。

大阪商工会議所は9日、6月に初めて実施する「なにわなんでも大阪検定」の公式テキストと出題例を公表した。
テキストは歴史、文化だけでなく、大阪弁や娯楽、料理なども盛り込み、読み物風になっているのが特徴。
大商関係者は「楽しみながら読んでもらい、大阪の良さを知るきっかけになれば」と話している。

問題は4者択一式。問題例によると、今年1月に打ち上げられた東大阪生まれの人工衛星の愛称（3級）や、明治時代に活躍した上方歌舞伎のスターの名前（2級）などが問われている。
合格ラインは3級が60％以上の正答率、2級が70％以上。最も難しい1級は来年実施する。

近畿大学で3日、8学部の入学式が行われました。式典では、昨年閉店した大阪・道頓堀「くいだおれ」のシンボル人形「くいだおれ太郎」がゲストで登場。
「しっかり勉強しとくなはれや！！」と新入生約7000人に祝辞を贈りました。

不況下で入学した新入生に笑顔で学生生活のスタートを切ってほしいと、笑顔を与えてきた太郎を“一日教授”として招待しました。
太郎の名前がコールされると、事前に知らされていなかった新入生たちから一斉に驚きの声があがり、会場に拍手が響きました。
経営学部に入学した女子学生は「太郎に緊張をほぐしてもらいました」と喜んでいました。

大阪労働局は31日、事業主から委託を受けて労働保険の納付手続きなどを代行している「布施民主商工会」の労働保険事務組合としての認可を、同日付で取り消したと発表した。
度重なる指導にもかかわらず、事業主から徴収した保険料などを記載した書類を提出しなかったためとしている。事務処理の不備で認可を取り消すのは異例という。
同労働局によると、2007年12月～2008年8月に計4回の監査と2回の文書指導をしたが、2007年度分の保険料について、組合に義務づけられている徴収日と納付日を記載した名簿や、それを裏付ける会計帳簿などが未整理だったり、提出されないままだったりした。
2006年度と比べ2007年度の保険料の滞納が倍増するなどしていたため、労働局は早急に納付状況を確認する必要があると判断。昨年10月、労働保険徴収法違反の疑いで天王寺署に告発した。
その後、労働局が複数の事業主を訪問調査したところ、事業主が商工会に納めた保険料と商工会が国に納付した金額が食い違うことが判明したという。

大阪市水道局発注の公共工事をめぐる汚職事件で、大阪地検は31日、同市水道局西部水道工事センター粉浜分室係員（31）を収賄罪で、東大阪市の舗装工事会社の実質経営者（56）を贈賄罪で起訴した。ともに起訴事実を認めているという。
わいろの受け渡しにかかわったとされる同社の男性社員（24）は関与が従属的だったとして、同日、贈賄罪で大阪簡裁から罰金50万円の略式命令を受け、即日納付した。