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社団法人大阪府建築士
女性委員会シルバーライフ研究会

 住まいを考えるにあたって、誰もが快適に暮らし続けることができるということは、とても重要なポイントの一つです。 けれども時と共に、周囲の環境のみならず、自分自身の状態も変化していくのは避けられない事実です。

 住まい方については千差万別、それぞれの生活環境によって個々の暮らし方はさまざまですが、自分にとって、 快適に暮らすためにどのような住まいが適しているのか、じっくり考えてみて下さい。

 そして、ほんの少し配慮を加えるだけでも、長く住み続けられる住まいをつくれるということをわかっていただけたらと思います。

 ただし、ここに載せている全てのことが全ての人に適している、というわけではありません。 それぞれ、自分や家族にとってどうすれば一番いいのかを考える上で、参考にしていただけたら幸いです。

玄関・アプローチ
Point
車いすが必要になったときの事を考えて、動ける広さや置き場所を確保し、段差をなくすなどしておきましょう
階段・廊下
Point
手すりは必要なときに必要な場所につけられるように、壁の下地を補強しておきましょう
廊下と各室の出入口は、段差をつくらないようにしましょう
トイレ
Point
位置は、寝室の近くに
介護者や車いすの動ける広さを確保しましょう
廊下側にホタルスイッチをつけるとよいでしょう。また、人感センサーつき照明(人の出入りを感知して自動的に点灯、消灯する)も有効です
洗面・脱衣所
Point
洗面台は、座って洗面する時は低く、立って手を洗う時は高い方が使いやすいので、高さの調節できるものが望ましい
ゆっくり座って着替えや洗面ができるような広さに
浴室
Point
介護者の動ける広さを確保しましょう。できれば、二方向介助ができるように
出窓や観葉植物など、くつろぎのひとときを楽しくする工夫を
台所
Point
電磁調理器は安全で便利ですが、使い方が少々面倒(アルミ、銅、耐熱ガラス製のものや、中華鍋、土鍋が使えない)なので早くから慣れておいた方がいいでしょう
床暖房があると快適です
寝室
Point
寝室の位置は、家族の集まる居間、食堂、台所に近く、朝の光が入るところが心理的にも有効です。トイレにも近い方がいいでしょう。
ちょっとした音にも敏感な人は、防音対策を考えましょう。ただ、外の気配が感じにくくなる面もあります
インテリアの色調は、暖色系の明るいものを選ぶといいでしょう
その他、以下の項目についての資料があります
床の仕上げ・手すりをつける・移動設備機器・福祉機器 相談窓口・融資制度
その他、詳しい資料などもご用意しておりますので御必要でしたら、当方までご連絡ください。
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