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06BULLS ゼロロクブルズ 村上隆行 総監督 単独ロングインタビュー

2011年10月20日に東大阪市で正式記者会見をし誕生した東大阪のプロ野球チーム「06BULLS ゼロロクブルズ」。
元近鉄バファローズ選手だった村上隆行 総監督に単独ロングインタビューをさせていただきました。
場所は、来シーズンからチームの本拠地となる花園セントラルスタジアム。練習終了後の監督にお時間をいただきお話をお伺いしました。

最後までお読みいただくと、抽選で2名の方に村上監督からのプレゼントをご用意しています、お楽しみに!


■東大阪という町に対してどういうイメージをお持ちですか?
村上総監督:

「ものづくりのまち」「チャレンジする町」やなっていうイメージがあるんですよね。
中小企業っていうのが多いというのもありますけれども、そもそも東花園、花園球場というのは近鉄バファローズの2軍がこの球場を使うというような構想が最初あったんです。
それが近鉄がなくなるとともに、この球場を近鉄が使わないという形となったのですが、そこからの縁はあるんですよ。

「あ〜花園でファームができたらよかったのにな」と。近鉄が残っていればそのまま僕もユニホームを着て、
コーチでここでやってたかもしれないっていうのもありますし。そこで花園っていうのが一つあるんですけれども。

あと東大阪っていうのは自分たちでロケットを作って飛ばしたりとか、そういう夢のある事にチャレンジするっていう
いくつになっても夢を持っておかないといけないと思うんですよ、人というのは。

そういう意味では、僕らも夢を追い続ける、場所をつくるという事でいうと野球なんですけれども、
僕は野球しかやってきてないんですが、同じような主旨を持ってやっていけるんではないかなと、
共感してもらえるというところもあるんじゃないのかなと。

チャレンジする町っていう部分で、僕らもチャレンジしていく!と同調する部分はあるんじゃないのかなと思います。



東大阪バーチャルシティ(以下 H):

そういっていただけると嬉しいですよね
周りに聞くと東大阪にプロ野球チームができるというのはすでに話題になっていますし、野球の土壌がもともとある地域なので



村上総監督:

少年野球のチームがかなり多いですし、やはり藤井寺というところで僕が野球をやってたんで
このあたりの少年野球の子たちもよく知ってますしね。そういう子供たちがもっと身近にね

大阪にはオリックスもあるし、神戸の方へちょっと足を運べばタイガースもあるんですけど、身近じゃないと思うんですよ
やっぱりもっと距離が近い所で生のプレーを見てもらって、それで一緒に練習できるような形を作れれば一番いいなという

その子供たちが、将来やっていく場所がどんどん限られていっている、そういう若い芽をつぶすっていう必要もないでしょうし
やっぱり自分もその世界でやりたいなっていう、それを身近で感じてもらえれば今まであきらめていた部分があきらめない
夢だけ見ていたものを、「夢見るだけじゃない、つかむんや!」っていう気持ちでトライしてくれるんじゃないかなと、
それを作っていくのが僕ら経験した者の役目だと思いますし役割だと思うので、そういう意味でも東大阪はスポーツも盛んだし

もう1つ言えば夢をつかむためのところなんだなと。(ドリーム21を見て)あそこにも「ドリーム」というものがあるようにね(笑)



H:

ロケットもありますしね(笑)



村上総監督:

そうなんですよ!
本当にこの辺ってこまごまとしたところかもしれないけれど、そういう意味では一つになれる町なのかなっていう
チャレンジしていくところだなと思いますね。

06BULLS ゼロロクブルズ 村上隆行 総監督 単独ロングインタビュー


■最初に東大阪にホームタウンが決まった時に、何を思われましたか?
村上総監督:

地域に愛されるようにということですね

あとはプロ野球ができるといってもアマチュアに毛が生えたようなチームだと思いますし、だからなんなの?っていう
プロ野球はプロ野球じゃない?、で独立リーグというものがなんなのかというのがわかってもらえないでしょうし、
独立リーグといってもうちの選手たちはお金を、給料をもらってやるわけではないですし、
基本そういうところではないですし、自分たちで働きながらやるクラブチームみたいな形なんで、
僕は独立リーグっていうよりも育成リーグだっていう位置づけをしたいんですよ

独立リーグだからといって、「俺はプロ野球選手だ」とタカをくくってほしくないですし育成していく・これから上を目指していく育成の場なんだと

でもまわりは日本の野球界が登録上、このリーグはプロ野球だって認めるんだから、プロ野球選手ですから、
ただプロ野球選手というだけではなく、一人の社会人として密着させていかないといけないなって。

何か地域に貢献できることをどんどん、野球が終わって社会に出る事がありますから、それでも役立てるような人間を
この場で育成していくっていうのが、野球だけでないということが必要になってくるなと、それを一つ念頭に置いてます。

東大阪の名を汚してはだめだなと、もっと東大阪というものを知ってもらわないといけないし
06BULLSっていう野球チームももっと知ってもらって同じように発展していけるようなものが、
壮大なスケールで色々な夢をもって、色々な所でタッグを組んで、東大阪をでかくしていければというような気持ちはありますね



H:

プロ野球チームというネームバリューもそうですが、僕らは監督の現役時代を知っているので
村上監督のネームバリューっていうのも盛り上がりの武器になると思うんですよ
実際、ここ何日かで話をすると返ってくるのが、「近鉄の村上が監督やってんねんやろ!」と言われるんです



村上総監督:

ありがたいですね



H:

ある人には、「監督ってあの男前の村上かっ!」ということも言われました
そういうネームバリューが、監督自身が思っておられる以上にこの地域で大きいと思うんですよね



村上総監督:

自分が近鉄でやれたっていう土壌が、近いっていうのもあるんで
みんなに知っていただいているというのは凄くありがたいことですし、僕がどういう野球をやるというのにも興味を持たれると思うんですよ

「どんな野球をやりよるんやあいつは〜」「破天荒なプレーをしとったくせに〜」というような(笑)



H:

そういうのにうるさい地域だと思うんですよ ここは(笑)



村上総監督:

そうですね(笑)
僕はボンボンボンボン野次られてもいいですし、それは愛の裏返しだと思うんですよ

ただ愛のない野次というか、そういうのも僕は近鉄時代にかなり経験しましたし(笑)
ビールをかけられたりとかもしましたし、ある程度の事は覚悟してますけれども、その中で言われて言われっぱなしではなく
ここではそれは違うよと、話すというかそういうことをしていってもいいんじゃないかと

近鉄時代にも僕はやったことあるんですけど、 近鉄だから(メディアに)載らないんですよね(笑)
スタンドで待っとけっていうのもありましたし(笑)



H:

06BULLSではうちの東大阪バーチャルシティに載りますので(笑)



村上総監督:

喧嘩というのではなくて、その見方は違うよって そういうのは言わないでくださいって
選手にも指導する、観客の方にもよりよい野球の見方っていうものを指導していくっていうのも僕の役目だと思うんですよ

そういう新しいものを発信するっていうのが、グラウンドから発信できる!というような本当にボールパークという物を作りたいです。

日本は球場っていうふうにするとフェンスが高すぎて、このフェンスですごく距離があるようになるんですけれど
ボールパークでみんなで楽しむ!でみんなが選手を育てる!それでNPBで活躍する選手がここから出て行ったらどんなに楽しいものか

この辺りは阪神ファンが多いでしょうし、阪神の選手になって活躍してくれれば「おらが村から出た」じゃないですけど
そういう思い入れがどんどん出てくるでしょうし、そういうものを作りたいですね


■目指すスタイルについて
村上総監督:

基盤になるのは近鉄の野球だと思います
あれだけ「いてまえ」というぐらいに、ぶんぶんぶんぶんバットを振っていきましたし
なぜあそこまで振れたのかっていうのも、僕は中にいたのでその裏付けというのがちゃんとあるんですよね

バットをしっかり振れる土壌を作る しっかり土台を作っていかないと、というところでバットを振り込ませることだと思います
それで近鉄に何が足りなかったて言うと緻密さが足りなかったんですよ(笑)
走塁面もしかり、守備面もしかりですよね

タイトルホルダーがいたのに最下位になったりするのが近鉄ですから、今年の阪神もそうですけど
そういうのではなく少ないヒットでも点につなげられる ヒットが出なくても1点が取れるっていうような野球もやりたいですし
それで打線がかみ合ったら、とんでもなく どんどんどんどんいける。
(試合の)序盤は打てなくても8回9回になったらなんかやりおるぞこのチームは!というような、そういうチームを作りたいですね

そのためには日頃の練習というので妥協させない
「させない」というところから僕は最初始めるんですけれど、恐らく本人たちが妥協しなくなると思うんですよ
最初はやらせなきゃいけないと思うんですけれど 本人たちが妥協したらダメなんだというような認識の出来るチームにしたい
そうすれば練習を見てもらってても、こいつら本当にすごいなっていうふうに思ってもらえると思うんです。

真剣にやってるなと、もう中途半端にやってるやつだったらユニホーム脱いでくれって言いたいんで、
やはり一生懸命にやるっていうことをみんなに見てもらって
それでもうまくいかない、だからまた練習するんだ その繰り返しだと思うんです。

野球は失敗のスポーツだと思うんで、どんどん失敗していいと思うんです
でも失敗して、同じ失敗を繰り返しているんだったら何にもならないです
失敗を糧にして新しい課題を見つけて取り組んでいく、それで大きくなっていくというのを1つのモデルのチームにしていきたいと思うんですね

だからそれは野球だけでなく見に来てくれた方々達にも、生きていく上で失敗はいっぱいあるでしょうし、そこで下向くんじゃなくて
失敗から何か教訓にして前を向いていくことっていっぱい出てくると思うんですね

活かせるか活かせないかは本人の考え次第なんで、
そういう意味でもこのクラブから発信できればなというような感じで講演活動していこうかなと(爆笑)

そういう感じでは構想はあるんですけれども、この野球チームのカラー、うちのチームのカラーというと近鉄バファローズが主になってます
そこに緻密な、僕は西武に一年いってますけど西武の走塁とか守備とかというものの奥深さというか、
またずっと解説の仕事させてもらってバックネット裏から見た時にもっとこうすればいいチームになるのに
というようなものを実現したいなと思いますね

どれが完成形というのは野球はないんですよね
この形が絶対強い、絶対ハマると、こうやれば絶対勝てると、こうやれば絶対なんだとそういう絶対はないんでね野球には。
選手たちがやるプレーなんで選手たちの個々の良さを引き出せるかどうか、いいものを出させてそれを調理するのが
監督だと思うんですよね、ゲームの中で。

本人たちは自分のいいものをプレーする、出していく、出していって初めてチームワークができると思うんですね
だから僕は本人主導でいいと思うんです。
チームワークチームワークというのではなくて個人個人でやってくれと そういうところからやっていきたいんで。

チームワークチームワークという犠牲になる心は必要なんですけど、
先にそれをすると器用にうかがってしまうので、そうじゃなくて自分の我を張りなさいと。
自分が張れるプレーをしなさいと、そういうことをやってそれで自分の責任を持った自分を出せれば、
こいつはこういうプレー、こいつはこういうプレー、それを合わせてやれば、あとは美味しい味にするのは僕ですから。
だから個人の色がないものは鮮やかな色にはならないです。

個々の技術を煮詰めていってくれというのを最初は言いたいですね そうすれば自然と協調性は出てくると思います。



H:

東大阪の市民もBULLSという名前ついてるので、何も言わなくても猛牛というイメージをしてると思うんですよね
そこはすごく楽しみにしていると思います



村上総監督:

そうですね
この名前が決まったのも、そういういろんな人から投票してもらったんですけれど
やっぱり近鉄っていうBULLSっていう名前が結構多かったですし、僕も気に入りましたし
僕にイメージピッタリなのかなという

本当はバファローズつけたかったんですけど、ありますんでね(笑)

06BULLS ゼロロクブルズ 村上隆行 総監督 単独ロングインタビュー


■新シーズンが来年から始まりますけれど、1シーズン通してこういう事は完成させたいという
例えば来年の今と現在のチーム比べて、1年後のチームで成し遂げていたいという目標はありますか?
村上総監督:

チームとしてリーグで闘う以上、優勝というのは1つの目標となることなんでしょうけれど僕は優勝がすべてではないんですよね
優勝は通過点として手に入るもんだと思っているんです

先ほど育成リーグといったように、ここの06BULLSに集まってくれた選手っていうのはここで終わろうと思ってないと思うんです
もっと上に行くためにチャレンジする場ですから、夢をつかみに行く。
彼らの夢っていうのはNPBに上がる、メジャーに行くっていう目標を持っているわけですから、
それを考えたらここでの優勝っていうのは、あくまでもっと上の事をやろうとしているからそこに行こうと思ったら優勝は付いてくると思うんです。

だから貪欲に新しいものを、いろんなものを吸収しようという、もっとうまくもっとうまくという自分たち貪欲にグラウンドの中で練習するようなチームに。
こっちから与えるんではなくて、選手からこっちに僕から引き出そうというようなチームにしたい。
そうなれば自ずと優勝は付いてくるんです。

グラウンドの中が本当に動き回っているという、練習を見てるだけでも楽しいというようなチームになるでしょうし、
そうしたら切り替えも、グラウンドの中ではそうしたしっかりした自分の目標をもってやっていく、準備をして目的を持って取り組んでいくとなれば
グラウンドの一歩外に出た時に、いろんな方と接するときに責任を持って自分を持っていますから
「こうやって対応していこう」「こうやってやっていこう」というような地域に密着するためのことを1つ念頭に置いてます。

野球だけじゃない、地域と一緒になって何かを作り上げるんだというのがありますから、そこにも選手が目を向けてくれると思いますんで、
そうなって愛されて上に上がってほしいなと。
だからチームをどうしたいというのも、常勝軍団というのは簡単な言葉なんですけど、上を目指す つかみに行くんだという
貪欲に何でもチャレンジし続ける集団にしたいです。

そうすれば優勝というものが自ずとついてくるでしょうし、あくまでも過程なんですけれど、その優勝を勝ち得た時はみんなでここで祝いたいです!
応援してくれた人たちと祝勝会やりたいですね
水でもいいですし、一人1本ずつ持ってきてもいいですし(笑) みんなでかけあったらどうかなと思います

恐らく地域の人はビールかけとかテレビでしか見たことないと思いますので、僕は優勝したらここで!
その代りみんなで掃除しないといけないですよ、くっさいから(笑)
そういうビールかけやってもいいんじゃないかなと、応援してくれた人も一緒に。

経験したことないものを経験する、
「これってこんなに楽しいんや〜」ということをやれば、またこう(1つに)なるんじゃないかなと、支えてもらえるように。
楽しむってことは必要だと思うんです

グラウンドの中では楽しみながらプレーを一生懸命にやるという、そこで得たものをグラウンドの外に出た時に
またここでみんなで楽しんでもらえるという、そういうパークにしたいですね


■HPを見せていただくと、青少年育成・子供の野球教室そういったことが書かれてあったんですけれど
アメリカのボールパーク、家族が来て子供が来てという取り組みを既存の日本球団以上に取り組んでほしいというのがあります
お話しいただける範囲で、東大阪市内で何か考えておられることはありますか
村上総監督:

1つは今度トライアウトをしてチームができたらミーティングをしながら、指導するにしても選手たちが個々に自覚と心得というものを
しっかり持ってもらわないと成長過程の中で分かっていないままで、子供たちと接させたくないんですよね

ちゃんとした人間形成ができた状態で、どんどんどんどん積極的に地域の野球チームには来てもらおうと思っています。

1チーム単位でもいいんで、一緒に練習ができるんであれば一緒に練習するということをしていって
学校でもいいので訪問できるのであれば、昼休みに行ってキャッチボールをすると
キャッチボール一つでもいいんで、ちょっとした公園でやりますというね、みんなで散らばってね。
市長もそういう公園を作るというのは言われてましたので、それと一緒にコラボしながらキャッチボール教室というものをできたらなというのも。

ゆくゆくはうちの球団で東大阪の少年野球の大会をしたい。
06BULLSカップというような形をして、そこにみんな登録してもらいますけど
大会で何試合かしたその子たちは今日はこの後で野球教室をしますというような時間を2時間ぐらい取ってというような事も考えているんです。



H:

子供たちは幸せですね



村上総監督:

試合するときも、試合がない子供たちに来てもらい試合前の練習に入ってもらって「こんなすごい練習してるんや〜」
っていうのを一緒に体験してもらいたいんです。
それで試合を見てもらって終わってからまた教室をしてもいいしというような

12球団にはない、(NPBの)プロ野球にはない接し方、距離の近いことができるんじゃないのかなと、まだまだ一部分なんですけれど
もっといい教室というか、触れ合い方っていうものをできないかなっていう。
おそらくいろんな既存の少年野球チームっていうのは、「こうやれ!ああやれ!」って怒って、何でできないって怒るっていうのが
先に立ってしまっていると思うので、顔色をうかがって野球やってる子供たちって多いんですよね

バッティング練習しても「何で空振りするねん、変われ!」って言われると思うんですよ
僕はどんどん空振りせえって言いますよ。振ることが先ですから。
それを振っていくうちに1回当たって飛んでいけばその回数を増やせばいい事でしょ
その回数を増やすように教えるのが指導者なんで。

でも空振りするから空振りするなっていうのが日本のコーチの教えなんで。
それは全然コーチングになっていないんで、そういうものをうちの選手達にもコーチングっていうものをきっちり教えて、
そういうことなんだよってことをね

ロボットじゃないので、怒って良さを全部消してしまうんですよ
だからみんな同じような野球のスタイルになってしまうんです。日本人(選手)って特色ないじゃないですか
同じような型にハマった構えをして、同じような打ち方をするんですよ、投げ方ひとつとっても。個性を消してしまっている。
それでは伸びしろがないです。

個性的なものを持ってそれで打てるようになればそれでいいわけですし、それで結果が出ないんであれば自分が持っているノウハウの部分を言ってみてやってみたらと、続けていけばいいじゃないという部分なんですけど。

まぁでも言ってると僕のフォームに似てきたりするんですよね、結局は(笑)



H:

たしかにメジャーの選手を見ていると日本では考えられない構えをしていたり、
近鉄にいらっしゃった野茂さんも矯正させられそうになったという話を聞いた事があります



村上総監督:

だから中村紀もそうなんですけども、ブンブンブンブン振り回してああやって築きましたよね

あいつ入団した時、ああいう打ち方をしたらだめだといわれて、じゃないと通用しないからやめさせるよ、使ってやらないって言われたんですよ
それで泣きながら僕のところに来て、「自分はホームランか三振かっていう野球やりたいんです」って
だったら認められるようにバット振れ練習しろ!と

それであいつは練習したんで認められるようになったんです

何を言われようが自分の我を通して。我を通すというのは大事ですし、その分 我を通すってことは自分に責任を持ってやり続けなきゃいけないんで
だから自分というものを持って、個人を伸ばしなさいって僕はチームに言いたいですよね
そういう前例があるだけにね 僕もそうだったので。

どっかで聞いたときに失敗しましたけど(笑) だってコーチは責任取ってくれないですから、悪くなったとしても(笑)



H:

テレビで見る大きな球団もいいでしょうけど、自分とこのチームってよそと違うねんでっ!っていう、
特にこの町の気質としてガンガン行ってもらえるのがいいのかなと思います



村上総監督:

ですね
こまごました、ちまちました野球やりたくないですしね
もろい所も出てくるとは思いますよ、その分最初は。

ただ試合を重ねていくうちに、ここ出来上がってきたな、成長したなっていうのが見えるようにね
最初から完成したものはないと思いますんで、最初はなんなんだこの野球はって思われるかもしれないですけど
どこに向かって野球をやっているのかっていうのを、クイズみたいな感じで思ってもらって答えは最後に出るんやろなぁって、
これがどうなるねんやろうなぁっていう感じで見てもらいたいですね

野球の土壌がすごくよくあるんで、そういう肥えた目で見ると物足りない野球チームだと最初は思います

でもやっていくうちに、このチームの野球っていうのは奥があるなっていうような
改めて野球の面白さ、こういう野球やったら!っていうようなチーム・試合・成長っていうのは見れるチームに必ずします!
それは僕が断言します!

最初からなんちゅう野球やるねんと、最初はそこから入るかもしれないです、見てる方は。
でもあとで「あ〜〜〜〜」という謎解き、ミステリー小説じゃないですけどそういう野球になるんじゃないかなと思いますね

だから今は全部語らないです(笑)


■HPで私が一番目に留まった言葉が「東大阪ジャック」、それがすごく楽しみなんです
気が付いたら東大阪が06BULLSにやられちゃってるっていうような(笑)
村上総監督:

本当に何か残っていくようなね 残るというかみんなの心にちょっとずつ
恐らくどこかでいま、世知辛い世の中になってきているのでね
その中のちょっと心の隙間の空いたところに、06BULLSのカラーを、赤い色をポンといれてやってそれがどんどんどんどんね

赤って燃える色なんで、人間も燃えて上がって来るんでね そういう赤い波紋を投げかけていけるように。
そうすれば東大阪をジャックできると(笑) みんなが燃えるような町になると、僕は燃える男なんで(笑)

そういう熱い町にしたいですね! みんながこう「うぉ〜〜」っと一つの方向に向かって行く町だと信じているのでそう火を灯せるというか
熱くなれるようなものをうちの球団が、こと野球がかもしれませんがそこから1つ点灯できればなというような、
そうなればみんなに支えられていけるでしょうし

この町が本当にもっともっと活気のある「行くぞ」いうような集団になっていくじゃないかと、よりよい東大阪になるんじゃないのかなと
それで貢献できるのかなという考えでね



H:

ここは熱い市民も多いですけど今までは今一つ持っていくところがなかったんじゃないかなと思うんですよね
これからは気軽に「ちょっとブルズ観に行こうよ」とか「今日ちょっと行く?」みたいなそういうのがね



村上総監督:

散歩がてらね 散歩コースですしね
ちらっと見て、「お〜やっとるやっとる〜」というので、一生懸命やっとるなっていうのがね
最初は外からでもいいですし、試合やるときに僕は(球場のフェンスに)目隠しもしないんで、それでこっちに入ってもらってね

06BULLS ゼロロクブルズ 村上隆行 総監督 単独ロングインタビュー


■違うスポーツにはなるんですが、先日、Jリーグ2部ファジアーノ岡山の社長の講演を聞きに行ったんですが、
Jリーグがやっている地域密着というコンセプト。
それとすごくいいなと思っているのが、ヨーロッパの3部や4部・5部などのサッカーチーム、1つの町に1つの球団があるんです
そこは生まれた時から亡くなるまで生涯サポーターなんです。
おじいちゃんおばあちゃんがユニホーム来て、孫みたいな選手に今日のプレーはどうやったこうやったとかといった光景を、
06BULLSに東大阪でしてもらいたいんです
村上総監督:

僕はそれが理想ですね
みんなが楽しむというか、ふらっと来て言える、バカ言える(笑)

おじいちゃんおばあちゃんもいれば、子供みたいな弟みたいな部分もあるでしょうし、
そういう関係で東大阪市民が家族というような、ファミリー感があるような感じで変に距離がなく、本当に近くてね
近すぎても駄目なんですけど、ある意味認められるっていうものですよね

野球に関してはいいプレーをしてくれっていう応援してもらえるというようなそういう距離感、
今までにない距離感を作っていきたいなと思いますね



H:

期待してます!
ところで少し話は野球から離れるんですけど、東大阪で行きつけのお店とかできました?



村上総監督:

東大阪でですか(笑)
まだ行ったり来たりなんで、まだないといえばないですが前はよくそこの温泉とかに来てたんです(笑)
近鉄の時はよく外環沿いのとこに来てたんですが^^



H:

楽天にいる松井選手のおじさんの焼肉屋さんがあるんですけど
そのお店とお付き合いさせていただいているんです



村上総監督:

お〜稼頭央! この間、稼頭央と「東大阪にできるんやで」って言ってて。
西武の時に一緒にやってたんで、うちがやるときは東大阪なんやからお前がちょっと寄付せえや〜って冗談言ってたんですけどね(笑)
プロ野球選手も(東大阪は)多いですからね



H:

またそういうお店も紹介させていただきます



村上総監督:

ぜひ〜!


■最後になるんですけれど、監督から東大阪の市民・東大阪で生活している人にメッセージをお願いします
村上総監督:

06BULLSは来年から花園球場をメイン球場として、ホーム球場としてやっていくんですけれども、
06BULLSの選手たちは夢を求めて、自分の夢をつかむために日々努力していくと思います

東大阪の市民の皆様にも認められるようにグラウンド以外でも貢献していこうと思います

どういう形で密着していけるかわからないですけれども、これからいろいろと考えながら
皆さんに愛されるようなチームにしていきたいですし、うちのチームが活躍・活動していくことによって
皆さんに活力を与えて、あらたにみんなで夢をつかむぞというようなそういう活気ある街づくりに1つでも貢献できるように
頑張っていきたいので、選手たちにも声をかけていただいて、認められるような球団になりますので
応援をよろしくお願いしたいと思います


※お申し込みは締め切りました。
次回プレゼントの時にはまたご応募よろしくお願いいたします



06BULLS ゼロロクブルズ 村上監督
サイン色紙を2名の方にプレゼント


プレゼントご希望の方は、info@h-osaka.comまで
件名に「村上監督サイン色紙プレゼント」と書いて
本文に「お名前」、「当選された時の連絡先メールアドレス」を書き添えて
送信して下さい。

抽選で2名の方にプレゼントさせていただきます
申し込み締め切りは、2011年10月31日23時59分までです。

当選発表は東大阪バーチャルシティのトップページで
発表させて頂きます。

また当選者の方にはメールでご連絡させていただきます。

06BULLS ゼロロクブルズ 村上隆行 総監督 プレゼント



■編集後記
10/14、東大阪にプロ野球球団がというニュースが流れてすぐに球団事務所の方に連絡をしました。
そして地域密着というキーワードがきっかけとなり、一度お話をということになりました。

当初は代表代行の方とのお話ということだったのですが、練習終了後の村上監督に取材をさせていただけるということで
急遽このインタビューになりました。
現役時代に活躍を見ていた選手だったので最初は緊張していたのですが、監督ご自身の明るい雰囲気のおかげで
終始リラックスしながらのインタビューができました。
現役時代のイメージ通り、お話ししていると監督の熱い想いがビシビシと伝わり時間を忘れていました。

実は私が小学生の頃に、祖母のお友達のご兄弟が近鉄のスコアラーをされていて当時の村上選手にサインをいただいたことがあり、
取材時にその色紙をお見せしたら喜んでいただけました。

また球団スタッフの方には、お弁当までいただきました(これがまたうまかった!)

今後、東大阪バーチャルシティとしてゼロロクブルズ様と一緒に活動させていただくお話もあり、
これからたくさんの情報をお伝えできると思います。
また今後予定しておりますイベントにもご協力いただけるとのことで、がっちりとお手伝いさせていただくことになりました。

またこの場をお借りしまして、06BULLS ゼロロクブルズ 村上総監督、スタッフの皆様ありがとうございました。
そしてこれからよろしくお願いいたします


最後になりますが、なるべくありのままをお伝えするためにインタビュー記事が話し言葉のままになっております。
文章とした時に読みにくい点がありましたらお詫び申し上げます。
東大阪周辺地域の情報が満載! 東大阪バーチャルシティ http://www.h-osaka.com/